新幹線を巡るエゴまとめ

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新幹線を巡っては、これまで各地でエゴじゃないの?と言いたくなるような主張が色々されて来ました。

今回はそれをまとめてみました。

  • 整備新幹線の建設に関する話しは割愛します(完成後の運用については載せております)。それを除いてもこんなにあるのですから…

名古屋市「『のぞみ301号』の名古屋通過はけしからん!」

平成 4年、東海道新幹線に『のぞみ』が登場した際、早朝に運転された『のぞみ301号』は名古屋と京都を通過しておりました。

京都では殆ど騒ぎになりませんでしたが、名古屋市の関係者は一同に「地元の鉄道会社が本社のある街を飛ばすとは何事か!」と猛烈に反発しました。

程なく『のぞみ301号』は名古屋や京都にも止まるようになりましたが、これは名古屋での反発と言うよりそもそも名古屋駅や京都駅が全列車の停車を前提に設計されていて高速通過が不可能で、大した時短効果が得られなかったのが理由ではないかと思われます。


静岡県「『のぞみ』を県内に止めないなら通過税を取る!」

『のぞみ』は非常時を除いて静岡駅や浜松駅には停車せず、これに不満を抱いた当時の知事の発言です。

流石に『のぞみ』の静岡駅または浜松駅の停車は実現していませんが、その代わりと言う訳でもないのでしょうがその翌年の平成15年には『ひかり』の静岡県内停車列車も増えました。

  • まぁ、この改正では『ひかり』は"ひだま"と揶揄されるほど東海道新幹線内での停車駅が増えた訳ですが。

長野県「中央新幹線を曲げて諏訪や松本に通せ」

中央新幹線の経路には三つの案が出されました。

長野県は平成22年 6月まで県内で一旦北上して諏訪・松本周辺を通る経路を求めておりました。

このような経路が提案されたのは、最短経路だと地質上問題が懸念されたのがあったようです。最終的に最短経路で問題無いと判明したため、東海旅客鉄道は最短経路を選択しました。

情勢が長野県の意に反する方向に流れてきたため、流石にこれ以上ゴネるのは得策でないと判断し、結局飯田市を経由するルートとして受け入れました。

  • 実は長野県が余りしつこくゴネるなら、長野県を通らない経路を検討すると言うところまで来ていたそうです。そうなったら静岡県北部を通ったのでしょうか。


佐賀県「『みずほ』を新鳥栖に止めろ」

平成23年に全通した九州新幹線に於いては、従来からあった『つばめ』に加え、速達型として『さくら』『みずほ』が設定されました。

特に『みずほ』は最速達のフラッグシップトレインと位置付けられ、当然ながら誘致の声が沿線で高まりました。

中でも佐賀県は(長崎新幹線開通まで)県内唯一の新幹線駅となる新鳥栖に『みずほ』を止めろと強く主張しておりました。

しかし、『みずほ』は航空機に対向するため停車駅をギリギリまで絞る方針だったため、平成27年 6月現在も『みずほ』は新鳥栖を通過しております。


栃木県「E5 系が出来たら『はやぶさ』を宇都宮に止めろ」

平成23年に登場した E5系東北新幹線『はやぶさ』は、基本的に大宮-仙台間ノンストップです。

それに異議を唱えたのが栃木県で、宇都宮にも『はやぶさ』を止めろと言って来た訳です。

結局『はやぶさ』は平成27年 6月現在も全列車通過となっておりますが、栃木県では北海道新幹線開業を機に再チャレンジをかけてきたようです。


京都府「中央新幹線を曲げて京都に通せ」

中央新幹線については、名古屋まで暫定開業させてから大阪に通す方針となっております。

このため、名古屋以西の経路については流動的な面があります。

原案では、名古屋-大阪間をほぼ直線的に通すため、京都府には掠りもしないのですが、京都府では経路を曲げて京都に止める運動を展開しております。

ちなみに、東海旅客鉄道はかつて「中央新幹線が開通したら『のぞみ』は廃止する」と発言しておりましたが、その後「京都へのアクセスのため中央新幹線開通後も『のぞみ』は残す」と前発言を撤回しております。

これが何を意味するのでしょうか…。字面通りでしょうね。


長野県「金沢延伸後も"長野新幹線"と呼べ」

平成 9年の北陸新幹線長野暫定開業時には、北陸に通らないばかりか北陸へのアクセス機能さえ殆ど与えられず、このため"北陸新幹線"と呼ぶ訳に行きませんでした。

しかし、北陸の方から「北陸新幹線なんだからそう呼べ」と言う主張もあり、結局下りのみ"長野新幹線"と言う称号を与える事で決着しました。

  • 上りは単に"新幹線"と呼ぶだけです。これの影響からか、後の北陸延伸でも駅には"北陸新幹線"と書かれず単に"新幹線"とだけ書かれるようになりました。

実際にはなし崩し的に"長野新幹線"と呼ばれるようになり、北陸延伸が遅れた事もあり、この称号は長く使われる事となりました。

さて、北陸新幹線が金沢に延伸する事で、名実ともに北陸新幹線となった訳ですが、長野県は「それでも"長野新幹線"と呼び続けろ」と言い出しました。

  • 個人的には上越妙高までは"信越新幹線"と呼べばいいと思いましたがね。

しかし、東日本旅客鉄道も北陸へのアクセス手段を前面に出したかった事からか、この要求は無視されました。

一応、"北陸新幹線(長野経由)"と言う称号は与えられましたが、当の東日本旅客鉄道もこの称号は殆ど使わず、"長野新幹線"以上に早く廃れてしまいました。

  • まさか開業前に使わなくなるとはねえ…w

新潟県「『かがやき』を上越妙高に止めろ」

北陸新幹線は、上越妙高駅を運営会社の境界駅としております。

このため、最速達列車も全て上越妙高に止まると信じられていたようです。

ですが、東日本・西日本両社が発表した北陸新幹線金沢延伸後のダイヤでは最速達列車である『かがやき』は一本も上越妙高に止まらない事が明らかになりました。

新潟県が激怒したのは想像に難くありませんが、結局飲まされてしまいました。


群馬県「『かがやき』を高崎に止めろ。『はくたか』も全部止めろ」

同様に、群馬県でも、北陸新幹線の最速達列車『かがやき』が全部高崎通過となると知って、やはり高崎停車を求める運動を展開しました。

何しろ高崎には北陸直通の停車型『はくたか』さえ一部しか止まらず、県関係者も相当頭にきたのではないでしょうか。


富山県「『かがやき』を新高岡にも止めろ。他県には止めるな」

これは一部記事にしておりますので、そちらをご覧ください。

結局、平成27年 6月まで一往復の新高岡停車臨時便が設定されましたが、効果はあったのでしょうか…?

更に、富山県では『かがやき』を新高岡に止める代わりに他県の駅を通過しろとまで言ったそうです。

さすがにそれは引きますわ…。

  • ちなみに、該当するのは長野と大宮と言う事になりますが、長野は乗務員交代があるので外せず、大宮を飛ばせと言う事になりますね…? 埼玉県民を敵に廻したな?

埼玉県「『はくたか』を熊谷や本庄早稲田にも止めろ」

これも記事にしておりますので、そちらをご覧ください。

  • 本当、知事のマスコット『コバトン』を丸焼きにしたくなりました。

栃木県 & 北海道「北海道新幹線が開通したら『はやぶさ』を宇都宮にも止めろ」

平成23年の東北新幹線に続き、再度栃木県が『はやぶさ』の宇都宮誘致を求めてきました。

今回は、何故か北海道も援軍として登場しております。

まぁ、この流れは予想しておりました。


岩手県, 青森県 & 北海道「北海道新幹線が開通しても寝台列車を運転し続けろ」

並行在来線を引継いだ第三セクタの貴重な収入源である寝台列車が風前の燈となる事から、岩手県, 青森県及び北海道は、北海道新幹線の暫定開業後も『北斗星』『カシオペア』及び『はまなす』の運転を継続するよう東日本旅客鉄道に要求しております。

ただ、無理でしょうねえ。

せめて新車を作るカネを出すと言うのならまだ分かるのですが…。


山形県「山形新幹線はやっぱフル規格で!」

山形新幹線は新在直通のミニ新幹線でありながら相当な効果があったにも関わらず、インフラ特に(北)福島駅が貧弱なため列車が増発出来ず、週末などには自由席は凄まじい混雑となっております。

そう言った事もあってでしょうか、山形県はとうとう「やはりフル規格にすべきだ」と言い始めました。

しかし、フル規格となると、東日本も自主整備等するとは思えず、整備新幹線の扱いになるでしょうから、当然ながら後廻しにされてしまうでしょう。

そして何より、山形線の処遇をどうするかと言う問題が浮上して来る筈です。

  • 改軌などで貨物列車がなくなった結果、赤岩-米沢間に至っては、バス転換もあるかも知れません。

自称旅行会社社長 & 青春18乞食北海道新幹線と道南いさりび鉄道に青春18きっぷだけで乗せろ

これについては検証しましたが、まぁこんな無理を通して道理を引込めるような図々しい妄言など十中八九無理でしょうね。

  • いや、これこそが、新幹線を巡る最低極悪のエゴイズムと思いました。

それどころか、青春18きっぷの危機でさえあるのに…。

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