北陸新幹線での北陸の旅では『峠の釜めし』は食べられない?

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北陸新幹線の金沢延伸開業が、いよいよ明日に迫ってまいりました。

かつては、エル特急『白山』で六時間弱掛かった上野~金沢間は、北越急行経由の『はくたか』に移行して四時間台で行けるようになりました。

それが、新幹線化に依り二時間半にまで短縮されるのですから、随分変わるものです。


北陸新幹線暫定開業でも生き残った『峠の釜めし』

ところで、北陸新幹線は、上越妙高まではほぼ信越本線に並行して整備されております。

平成 9年の長野暫定開業では、北陸新幹線開業と引換えに信越本線の(信)横川~軽井沢間が廃止となりました。

(信)横川と言えば、かつては補助機関車 EF63 の連結作業中の時間を利用した『峠の釜めし』販売が有名でした。

北陸新幹線の開業が迫っていたとき、新幹線について余りよくご存じない方から、

  • 「製造・販売元のおぎのやは廃業を強いられるのか?」
  • 「北陸新幹線は横川に止まるのか?」

などと訊かれたりもしました。

実際には、おぎのやは新幹線以前にモータリゼーションの激しい進展を感じて、早いうちからドライヴインでの販売にシフトしていたため、(信)横川駅での販売終了は殆どダメージにはならなかったのだそうです。

  • そもそも、おぎのやのある群馬県は、関東地方で最もモータリゼーションの進展が著しい県でした。
  • ですから、『峠の釜めし』はしばしば駅弁の代表格のように言われますが、今では実質的には駅でも買える道弁となっております。

また、北陸新幹線暫定開業後も、第二の『あさま』にふさわしく、日本レストランエンタプライズ社の受託販売に依り『峠の釜めし』の車内販売を開始しました。

ただ、『峠の釜めし』の車内販売は、原則として高崎と軽井沢に停車する列車に限られます。

これは、おぎのやの営業拠点に依るもので、従って特に重用される速達便では『峠の釜めし』は販売されない場合が多かったのです。

  • 蛇足ですが、制作者は長野に行く際、『峠の釜めし』の車内販売のためだけにわざわざ高崎と軽井沢に止まる『あさま』を予約した事があります。

北陸行き新幹線では『峠の釜めし』の車販は実施されない?

さて、北陸新幹線の金沢延伸では、長野以北に乗入れる列車は『かがやき』『はくたか』の二種となります。

『かがやき』はご承知の通り、大宮~長野間はノンストップとなりますので、恐らく『峠の釜めし』の車内販売での取扱いはないでしょう。

  • 長野には一応販売拠点があるのですが、大宮にはさすがに拠点が無いですから…。
  • ただ、今日では東京駅でも販売しているそうなので、その気になれば長野以南で販売する事は可能でしょう。

一方、『はくたか』も大宮~長野間は原則としてノンストップとなるため、やはり取扱えない列車の方が多くなるでしょう。

  • グランクラスの車内食に出すか?w

折角北陸への長野ルートが復活すると言うのに、かつての『白山』等で楽しめた『峠の釜めし』が楽しめないと言うのはちょっと残念な気がします。

  • まぁ、北陸へはほくほく線経由が定番になったため、北陸への旅からは『峠の釜めし』は含まれなくなって久しいのですけどねえ。過去を知る者として残念な気がしてならないのです。
  • まさか『峠の釜めし』のためだけに、わざわざ

    1. 長野までは高崎と軽井沢に止まる『あさま』を利用し、
    2. 長野で『かがやき』か『はくたか』に乗継

    なんて、面倒な事はしないでしょうよねえ。

  • ちなみに、『峠の釜めし』は平成25年に空弁化されており(但しオリジナルの『峠の釜めし』とは全く異なる具材)、北陸の旅でも楽しめます。

ただ、航空などに対抗するため、どうしても速達化が求められると言う事情があるのでしょう。

既存の駅弁業者が次々廃業していく昨今、駅弁の楽しみはこれからも衰退する一方なのかも知れません。

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