青春18きっぷ対応夜行列車を復活させるには?

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新型コロナウィルスが沈静化すれば、青春18きっぷ対応の夜行快速列車の需要も復活すると思います。


はじめに

新型コロナウィルスは最後の夜行快速列車だった『ムーンライトながら』まで廃止に追い込みました。

しかし、徐々にではありますが新型コロナは沈静化に向かいつつあります。

そうなれば、再度"18きっぱ"を中心に夜行列車の復活を求める声が上がるでしょう。


夜行列車が衰退した原因

夜行列車が廃止に追い込まれた原因は幾つかあります。

  • 採算が取れない
  • 適切な車輌がない

ここでは、採算性の問題をどうすれば解決出来るかを考えます。


対策案


対策案 1:夜行列車の指定席料金を三倍にする

例えば『ムーンライトながら』の場合、全席の指定席券が売れて初めて赤字を脱したと言います。

つまり指定席料金が明らかに安すぎると言う事です。

国鉄が民営化されてから、北海道や九州では SL 列車の指定席料金を大幅に値上げしました。

夜行列車も、指定席料金を大幅に引き上げる事で採算性を確保出来るのではないでしょうか。

例えば、24時前に始発駅を出て翌朝 4時以降に終着駅に着く列車の指定席料金は従来の約三倍となる 1,600円にするなどします。

こうする事で『ムーンライトながら』も定員の三分の一が損益分岐点となり、相当な収益が期待出来るでしょう。

ただ、この方式は自由席では効果がないと言う欠点があります。

そこで第二案です。


対策案 2:18きっぷを急行対応にして夜行急行を運転する

青春18きっぷの前身『青春18のびのびきっぷ』が発売された昭和57年(西暦1982年)当時は数は減ったものの各地に優等列車として急行列車が運転されていました。

なので、当時は急行列車を18きっぷの対象外とする必要がありました。

時は流れ、今や急行は東海旅客鉄道が年に数本運転するだけとなり、青春18きっぷに於ける急行乗車不可の文言は事実上死文化しました。

そこで、青春18きっぷのルールを以下のように改正します:

特急(新幹線を含む)のご利用について
「青春18きっぷ」とは別に普通乗車券、特急券、グリーン券等が必要となります。
急行列車のご利用について
普通車またはグリーン車自由席に限り別に急行券等をお求めいただくと「青春18きっぷ」とあわせてご利用いただけます。

そのうえで、18きっぷシーズンには臨時の夜行急行列車を各地に走らせます。

この方法は

  • 自由席でも急行料金 1,300円が課金されるため、需要に合わせて自由席車の連結がし易くなる
  • 指定席なら快速の三倍以上( 1,830円)の収入となり、より収益性が高まる

と言う利点があります。

つまり、普通急行列車を有料の快速列車として取扱う訳です。

この措置に依り

  • 『ムーンライトながら』は急行『ながら』
  • 『ムーンライトえちご』も急行『佐渡』
  • 『ムーンライト九州』も急行『筑紫』

として復活出来る訳です。


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