秩父鉄道三ヶ尻線部分廃止を考える

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今回はトゥィッターでつぶやいてはいない事です。


秩父鉄道、三ヶ尻線を部分廃止へ

秩父鉄道は、令和 2年 2月限りで石炭輸送を廃止しました。

非専用線に於ける最後の石炭輸送であり注目されました。

さて、石炭輸送を廃止した結果、同社三ヶ尻線・熊谷貨物ターミナル-三ヶ尻間は列車が殆ど走らなくなりました。

老朽化が進んでいて維持費が掛かる事などから、秩父鉄道は同区間を令和 2年 9月限りで廃止する事を決定しました。


使わない路線は廃止すべき

制作者は持論として「使われない路線は廃止しろ」と考えております。

第二種鉄道事業者でない限り維持費や固定資産税を延々払い続けなければならず、ただの穀潰しでしか無いからです。

列車が走らなくなった以上、鉄道線として残す意味は全くありません。

況して貨物線で旅客営業への転用も考えていないのなら尚更です。


廃止後唯一の影響?東武鉄道の新車輸送

ただ、本当に三ヶ尻線の部分廃止で影響は無いのでしょうか?

と言うのも、東武鉄道の新車を甲種輸送する際に三ヶ尻線が使われる場合があるからです。

具体的には、高崎線から三ヶ尻線に入り、

  • 本線系統なら武川でスイッチバックして羽生
  • 東上本線系統なら寄居

に向かうと言うものです。


今後の東武鉄道の新車輸送は?

東武鉄道の輸送規模を考えると、トレーラなどでの新車陸送はあまり現実的ではなく、今後も鉄道を利用した甲種輸送の方が良いと思われます。

ただ、新車の甲種輸送はそれ程頻繁ではないため、それだけのために路線を残すのは極めて不経済なものです。

そうすると、今後東武鉄道が秩父鉄道経由で新車を受取るとなると、やはりこのルートでしょうか:


本命:JR 宇都宮線・栗橋ルート

考えられそうなのは、

  1. 東北貨物線・JR 宇都宮線で栗橋
  2. 栗橋から『日光』『きぬがわ』専用渡り線で東武日光線に入線
  3. 東上線向けは、東武動物公園まで一旦南下して伊勢崎線に入線し、羽生から秩父本線経由で寄居まで甲種輸送

これが最も現実的な経路でしょう。

東武鉄道は貨物輸送を全廃して電気機関車を持っていないため、栗橋からは自走と言う事になるでしょうか。

ただ、栗橋の渡り線についてそう言う使い方を想定しているでしょうか…。


次点:武蔵野線・西武線ルート

もう一つは、

  1. 武蔵野線・新秋津から渡り線を通じて西武池袋線
  2. 吾野から西武秩父線に入って御花畑から秩父本線
  3. 以下、本線系統なら羽生まで、東上本線系統なら寄居まで

秋津の渡り線は

  • 西武鉄道がかつて行っていた貨物輸送
  • 西武鉄道の飛地路線・多摩湖線の車輌を検査する為の配給輸送

に用意されております。

前者は既に廃止されていますが、後者の需要は今もあるため秋津の渡り線は今でも稼働しております。



その他

八高線経由はは非電化で既に貨物輸送を全廃しているので考えられないでしょう。

  • 田んぼの中 DL で通勤電車を何輌も甲種輸送する姿はそれはそれでエモいとは思いますがw

余談:会社間を直結する路線の必要性

鉄道会社間を直結する路線には普段は使われないものの甲種輸送や廃車の輸送などで使われる路線も少なくありません。

ただ、鉄道は稼働していない間も維持費と固定資産税を払い続けなければなりません。

年に何度か或いは数年に一度程度の需要のために残す事は極めて困難です。


長野電鉄の場合

例えば長野電鉄の旧屋代線は、他社(しなの鉄道)と連絡する唯一の路線でした。

車輌の甲種輸送でも、屋代線が活用されていました。

それでも、甲種輸送のためだけに残す訳には行かず、結局平成24年に廃止されてしまいました。

屋代線廃止以来、長野電鉄はどうやって新車を導入するのかとちょっと話題になりました。

結局、屋代線廃止以降初の新車・旧東京地下鉄03系電車(令和 2年 4月末稼働予定)は北長野まで甲種輸送され、そこからトレーラでの陸送で須坂に入ったようです。

北長野まで甲種輸送する事で、輸送費用を極小化したのでしょう。

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堀北真希うさぎ 紀子ちゃん(神崎紀子) 版権イラスト