令和元年10月 1日、"開放式寝台"が死語となる

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今回もトゥィッターでつぶやいた事を記事にします。


削除された開放式寝台料金


消費税率改定に伴う運賃・料金改定

令和元年10月 1日の消費税率変更に伴い、各鉄道会社は運賃・料金の改定を行います。

旅客鉄道各社も、当然運賃や各種料金の改定を行います。

今回特に注目されるのは、北海道旅客鉄道が税率変更を機に運賃をそれ以上に値上げする事でしょう。

経営難に陥っている北海道旅客鉄道は、収入改善策として運賃の値上げが必要とされておりました。


開放式寝台料金がない!

ですが、個人的にもう一つ気付いたのは、本州三社(東日本, 東海, 西日本)が策定した寝台料金です。

平成26年の税率改正では、既に全国的に運用を終了していた開放式 A寝台についても料金が設定されておりました。

  • 開放式 B寝台については『北斗星』『はまなす』などが運用を続けておりました。

ところが、今回の改正では今や唯一の一般向け寝台車輌である 285系電車の設備である個室寝台料金のみが発表されており、開放式寝台の料金は発表されなくなりました


開放式寝台の復活はあり得ない?

確かに旅客のプライヴァシー, 防犯への意識の向上を考えると、今後開放式寝台を装備した車輌を新造する事は考えられません。

実は西日本旅客鉄道が令和 2年に導入する予定の『ウェストエクスプレス銀河』(117系電車改造)には開放式 B寝台が装備される事になっております。

ですが、同社はこれをクシェット(簡易寝台・ノビノビ座席)と位置づけ、座席扱いで発売する予定です。

もはや開放式寝台では寝台として売る事は出来ないと判断しているのでしょうか。

あるいは今後開放式寝台が導入されたとしても、それらは一律に座席扱いとなるのでしょうか。

いずれにしても、今回の令和元年10月 1日の運賃・料金改定で開放式寝台の制度が事実上消滅する事は確かでしょう。


個室寝台も実は風前の燈

もっとも、個室寝台だって現在一般旅客向けに販売されているのは 285系電車を用いた『サンライズ瀬戸/出雲』だけです。

今後新たに一般旅客向けの寝台列車が設定される可能性は殆どありません。

あるとしても『トランスイート四季島』等のような一般旅客向けでない超豪華車輌にのみ寝台が装備される事でしょう。

『サンライズ瀬戸/出雲』の利用状況は比較的良好です。

ただ、運転するのに三、四社をまたがなければならず、それがネックになっております。

285系電車が寿命を迎えたとき、新型車の導入には最低でも東海の協力が不可欠でしょう。

東海が首を縦に振らなければ、車輌老朽化で泣く泣く廃止にせざるを得なくなるかも知れません。

そうなった場合、個室寝台も事実上消滅する事となります。


余談・普通急行料金は維持

平成28年に最後の定期普通急行列車『はまなす』が廃止されてからも、東日本は常磐線に、東海も飯田線, 身延線などに臨時普通急行列車を運転しております。

両社は普通急行を"準特別急行"と位置付けて営業を続けているようです。

このような事情からか、既に普通急行列車を全廃している西日本旅客鉄道でも普通急行料金の改定案を提示しております。

  • 西日本では現在、定期運行を行っている急行列車はありませんと注釈を入れております。

尚、三島会社については普通急行料金は削除されております。

  • 平成26年改定時点で既に普通急行列車を全廃していた四国及び九州ではその時に削除していました。
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堀北真希うさぎ 紀子ちゃん(神崎紀子) 版権イラスト