"上越新幹線平成27年問題"は杞憂に終わった?

  • トゥィッターで言及(トゥィート)
  • はてなブックマークに登録
  • フェイスブックで共有
  • タンブラーで共有

今回もトゥィッターでつぶやいた事を記事にします。

過日東日本旅客鉄道は、管内全線の平成30年度輸送実績を公開しました。

在来線は言うに及ばず山手線, 赤羽線(資料では埼京線と表記), 東海道本線がベスト 3を占めておりました。

今回は、東日本管内の新幹線についてです。


上越新幹線沿線で危惧された"平成27年問題"

上越新幹線沿線では、北陸新幹線金沢延伸に伴う平成27年問題が浮上しました。

北陸新幹線が金沢に延伸すると、

  • 今までの北陸へのメインルートだった越後湯沢での乗継がなくなり、その分利用者が激減する
  • 北陸新幹線の方が距離が長くなり、上越新幹線は実質的に北陸新幹線の支線に成り下がり、結果越後湯沢, 長岡, 新潟方面への観光利用も激減する

事が危惧されておりました。

  • この他にもえちごトキめき鉄道や北越急行の経営状況悪化も危惧されておりますが、ここでは最後に余談という形で北越急行関連について触れる事にします。

さて、平成30年度の輸送実績はどうだったでしょうか。


上越新幹線の輸送密度は全体では伸びている!

平成30年度の輸送実績を見てみると、取敢えずは平成27年問題は杞憂に終わっているのではないかと思われます。

と言うのも、全線で見る限り、上越新幹線の輸送密度は順調に伸びているからです。


高崎-越後湯沢間は北陸新幹線延伸前と較べて五千五百人しか減少していない

確かに、高崎-越後湯沢間は確かに平成26年度に較べて減少しております。

ですが、平成26年度は 36,212人だったのが平成30年度は30,693人で、差引で 5519人しか減少しておりません

この五千五百人が全部越後湯沢乗継のために利用していた分かは断言出来ません。

でも、高崎-越後湯沢間には途中駅として利用者が少ない上毛高原しかない事を考えたら、やはり大半が北陸方面への移動で利用していた方の減少分と推測出来ます。

  • そもそも、在来線時代の『はくたか』の輸送力は新幹線の『はくたか』『かがやき』には遠く及びません。

高崎以南と越後湯沢以北の利用者数は伸びている

そして高崎-越後湯沢間を除く上越新幹線の区間の利用者は伸びております。

大宮-高崎間は北陸新幹線と共有しているため、北陸新幹線の利用増の恩恵を受けて輸送密度が飛躍的に増えるのは当たり前です。

でも、北陸新幹線沿線をライヴァルとするであろう越後湯沢以北についても、平成26年度比で二千人程度ですが利用者が増加しております。

恐らく、上越新幹線沿線が危惧するのは越後湯沢以北の利用が激減する事だったでしょうから、少なくとも新幹線に関してはこの状況に安堵されているのではないでしょうか。


余談:『超快速スノーラビット』は切り札になったか?

ただ、北陸新幹線の金沢延伸に絡んで第三セクタ鉄道の経営問題は依然として重く伸し掛かっております。

北陸新幹線延伸で北陸への輸送需要を失った北越急行が起死回生の切り札として導入したのが『超快速スノーラビット』でした。

北陸新幹線が延伸した今もなお、『とき』と『超快速スノーラビット』の越後湯沢乗継ルートが直江津へは最速となるのですが、直江津への需要が零細なのが残念なところです。

せめて直江津への利用者が北陸新幹線とえちごトキめき鉄道の上越妙高ルートに流れなければ良いのですがねえ…。

関連記事
スポンサーサイト



堀北真希うさぎ 紀子ちゃん(神崎紀子) 版権イラスト