北海道旅客鉄道は根室本線・富良野-上落合(信)間維持に含みを持たせた?

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トゥィッターで見た事について書きます。


平成31年・令和元年も超閑散路線の整理に向かう

北海道旅客鉄道が過日発表した平成31年・令和元年度事業計画では、利用が極端に少ない路線の整理についても言及されております。

その中で未決着となっている三線区について、こう述べております:

  • 当社として復旧を断念した日高線鵡川~様似間については、引き続き他の交通機関との代替も含めた協議を推進する。
  • 留萌線深川~留萌間については、バス等への転換について地域のご理解が得られるよう協議を進める。
  • 根室線富良野~新得間については、最適な公共交通ネットワークに関するご相談を継続し、地域の皆様のご理解が得られるよう取り組む。

いずれにしても、超閑散路線の整理を今後も進めていく事になる筈です。


根室本線・富良野-上落合(信)間は存続するかもと言う声

ところで、トゥィッターを見ていたら「根室本線・富良野-上落合信号場間について存続に含みを残しているように読める」と言う意見が見られました。

確かに、根室本線については日高本線や留萌本線に較べてトーンダウンしているように見えます。

最適な公共交通ネットワークと言う表現に鉄道が含まれる可能性が僅かながら見えたのでしょう。


単に議論が遅れているだけでは?

でも、これは単に根室本線の同区間については他の案件で手一杯で議論が進んでいないだけではないのかと思っております。

石勝線支線, 日高本線, 札沼線の案件に追われて根室本線にまで手がつけられなかったのではないかと思うのです。


根室本線を特別扱いする必然性がない

そもそも、根室本線・富良野-上落合(信)間だけを特別扱いする必然性は何処にもありません。

と言うのも、同区間の輸送密度は他の廃止論議渦中にある線区と殆ど変わらないからです。

また、平成28年 8月の台風の影響で路盤が破壊されており、二年半以上経った今も復旧工事には未だに着手されておりません。

それどころか復旧に関して一切アナウンスがありません。


復旧費用に見合う増収策がない

特別急行列車も走る石勝線及び根室本線新得以東と違い、復旧費用に見合った増収策が見当たらないのも大きいでしょう。

まさか、札幌-帯広間に『スーパーとかち』と別に富良野経由の特急を運転しろとか言いませんよね?

特急ですらギリギリの車輌数しかないのに、何処から捻出するのですか?

仮に運転したとして、『スーパーとかち』の速さを考えたら特急料金が取れるかどうか…。

そもそも、わざわざ遅い特急なり急行なりに誰が乗ると言うのでしょうかね?


石勝線の予備路線にはなり得ない

また、この区間を残す必然性もありません。

石勝線が不通になった際の予備と言う反論もあるでしょうが、そもそも東鹿越-上落合(信)間は平成28年 8月の台風では石勝線と同時に被災しました。

結局、石勝線が被災したときに使える路線ではなかったのです。

また、被災区間の状況は余りにも酷い状況で、復旧させるにも路盤から整備し直さないといけません。

根室本線の同区間にそれだけの対費用効果はない事は明らかでしょう。



日高本線の廃止論議に支障を来たす

もう一つ、根室本線の不通区間を残すとなれば、廃止論議の渦中に置かれている日高本線・鵡川-様似間の沿線自治体も黙ってはいないでしょう。

日高本線の同区間も路盤が破壊された事で廃止論議の渦中に置かれております。

根室本線の不通区間を残すなら日高本線も残せと言い始めるに違いありません。


結論

北海道旅客鉄道は、根室本線・富良野-上落合(信)間については恐らくバスと言う最適な公共交通ネットワークを提案するつもりだと思います。

どうしても存続と言うならいわゆる BRT での仮復旧となるでしょう。

鉄道線の運賃が二倍くらいに値上げされれば、何とかなるでしょう。

DMV については残念ながら富良野-幾寅間の輸送密度が DMV の輸送能力を大きく超えており難しいでしょう。


余談:平成31年北海道知事選挙について

平成31年 4月 7日、北海道知事選挙が実施されました。

当選者は石勝線夕張支線の廃止を自ら提案した前夕張市長でした。

当然、廃止候補路線の廃止にも含みをもたせておりました。

一方対立候補は例によって何でもかんでも反対するだけしか能がなく、廃止候補路線を廃止させないと言い張っていました。

"鉄"の中には対立候補を推していた方も多かったようですが、現実問題として廃止候補線はこれ以上温存出来ない状況まで追込まれております。

  • 一説には北海道旅客鉄道は令和 2年に破産するとまで言われており、もはや残された時間もありません。

ですので、制作者は個人的には消極的ながら当選者を支持しておりました。

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堀北真希うさぎ 紀子ちゃん(神崎紀子) 版権イラスト