日豊本線・佐伯-延岡間に特急料金免除導入は今後もない?

  • トゥィッターで言及(トゥィート)
  • はてなブックマークに登録
  • フェイスブックで共有
  • タンブラーで共有

今回も以前トゥィッターでつぶやいた事です。


特急形車輌で宗太郎越え

日豊本線・佐伯-延岡間は九州屈指の閑散線区として知られております。

平成30年のダイヤ改正では、同区間を通し運転する普通列車は遂に下り一本、上り二本にまで減便されました。

同時に当区間からキハ 220系が撤退し、代わりに通し運転される普通列車には『ひゅうが』『にちりん』用 787系特急形電車の間合い運用に変更されました。


推察される運用

時刻表から察するに、

  • 下りは延岡から『ひゅうが 9号』に充当される編成
  • 上りは
    • 佐伯から『にちりん 102号』に充当される編成
    • 延岡まで『ひゅうが 2号』に充当された編成

が充当されているものと思われます。


どうせなら特急料金免除特例を…?

さて、どうせ日豊本線・佐伯-延岡間で特急形車輌の間合い運用をするなら、

  • 『ひゅうが 9号』『ひゅうが 2号』を佐伯-宮崎空港間
  • 『にちりん 102号』を大分-延岡間

にそれぞれ延伸し、同区間に宮崎空港線や佐世保線末端区間に導入された特急料金免除特例を導入すればと言いたくなる方もいるかも知れません。


九州での特急料金免除特例の特徴

現在九州で導入されている特急料金免除特例は、

  • いずれも末端区間である事
  • 北海道や本州と違い、
    • 特例区間を超過した場合は超過区間にのみ課金される
    • 普通車指定席も指定席券のみ買足せば利用出来る
    • グリーン車は自由席となり、Bグリーン券のみ買足せば利用出来る。特例区間を超過する場合はグリーン料金も超過区間にのみ課金される

と言う特徴があります。

一方、佐伯-延岡間は途中区間であり、九州式の特例を導入するとしたら前後の特急料金を通算する形になるでしょう。


特例導入での減収を嫌っている?

ただ、この区間は 58.4キロもあり、当然この区間を算入出来なければ特急料金の減収に繋がります。

とは言え僅かでも減収となるのは、上場したものの鉄道事業では依然赤字が続いている九州旅客鉄道にとっては痛いのでしょう。

  • 長距離利用の場合は余り減収にはなりませんが、短距離利用であれば最大 630円の減収になります。

或いはこの区間は超閑散線区なので、特急料金の収入が頼りなのかも知れません。


営業成績改善も需要発掘も無い?


"18きっぱ"が増えても営業成績は向上しない

日豊本線・佐伯-延岡間に特急料金免除特例が設けられたら、佐伯から延岡まで青春18きっぷで乗れる列車が一日十四本・毎時一本以上に拡大します。

当然、九州旅行をする18きっぷ利用者にとって朗報となるでしょう。

でも、以前にも書いた通り青春18きっぷ利用は路線に貢献しないので、いくら利用者が増えても意味はありません。


生活圏の完全な分断で需要発掘は無理

勿論、18きっぷ通用期間外の需要発掘も期待出来ると言いたいかも知れませんが、それも期待出来ないでしょう。

そもそも、同線区は山中の県境を越え、それ故に需要がありません。

県境が平野部ならともかく、山地が県境であれば自然にかつ完全に生活圏が分断されるものです。

そんな状況にあって、特急料金が要らなくなったから県境の向こうに行ってみようと思う方はそれ程増えはしない筈です。

  • 仮にそう言う方がいるなら、既に特急料金を払っているか限られた普通列車を利用している筈です。否、そう言う方は初めから列車など使わずマイカーで県境越えしている筈です。

結論・佐伯-延岡間への特例導入は拒否?

日豊本線・佐伯-延岡間に敢えて特急形車輌を普通列車として充当しているのは、同区間に特急料金免除特例を導入するつもりは絶対にないと言う意思表示かも知れません。

「ホレホレ、特急形車輌で普通列車運転すっから特例なんて導入しねーよwww」と言う感じでしょうか。

  • だとしたらかなり嫌味ったらしい感じがしますね…。

宮崎空港線, 佐世保線末端区間に続く第三の特例導入は恐らくないかあったとしても他の線区かも知れません。


余談その① 宮崎県側には通学需要がない?

日豊本線・佐伯-延岡間については、大分県側には折返し運転の普通列車が設定されており、これに依り通勤・通学需要を満たしております。

一方、宮崎県側には折返し運転の普通列車は設定されておりません。

従って、宮崎県内・市棚-延岡間の通学利用には通し運転している列車しか利用出来ません。


朝の下り列車は実用的な時間帯に

下り列車については佐伯 06:18発で実用的な時間とは言えません。

でも、宮崎県最北となる市棚では 07:03発で、宮崎県内からの通学には充分実用的な時間となります。


午後の上り列車は夜発

ところが、午後の上り便は延岡 19:33発しかなく、高校生の下校時間には余りにも遅い時間となっております。

平成30年ダイヤ改正で、九州各地の自治体から「高校生が通学出来なくなる」と言う批判が上がっておりましたが、この辺りではそのような問題はないのでしょうか。

一体全体、誰のためのダイヤなのでしょうか?


余談その② "日本最高の特急形車輌" 787系の惨めな現状

日豊本線・佐伯-延岡間を通し運転する普通列車は、全て 787系特急形電車となっております。

787系と言えば九州新幹線暫定開通まで『つばめ』に充当され、ビュッフェ車・サハシ787まで連結したなど九州旅客鉄道のフラッグシップ車として有名です。

それ故、"日本最高の特急形車輌"とも評され人気も非常に高い車輌でした。

  • 制作者も何度か某大学の 787系信者に言い掛かりを付けられた事があります。

九州新幹線が全通した今日では日豊本線のような亜幹線の特急に廻され、四輌編成にまで縮められてしまいました。

普通鋼車体ならではの車体劣化も著しく、かつての栄光は見る影もありません。

ひょっとしたら、787系より五年旧い 783系より先に全廃されてしまうかも?とさえ思えてなりません。

  • 783系は国鉄分割民営化後に開発された特急形車輌第一号ですが、オールステンレス車体のお蔭で 787系より車体の劣化が感じられません。
関連記事
スポンサーサイト

堀北真希うさぎ 紀子ちゃん(神崎紀子) 版権イラスト