伯備線の 381系後継車はどうなる?

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  • 平成30年 4月27日に発表された西日本旅客鉄道の中期経営計画に拠ると、平成34年までに『やくも』新型車輌の投入が決定したそうです。

    以下は、同計画が発表される前に書いたものです。


随分前にトゥィッターで呟いた話題です。


伯備線で走り続ける381系

伯備線には国鉄時代の381系特急型電車が『やくも』に充当されております。

381系電車は自然振り子機能を搭載しており、これに依り線形が悪い伯備線での速達化を実現しております。

平成30年 3月改正ダイヤでの岡山-米子間の所要時間で言えば、

  • 285系『サンライズ出雲』が 2時間29分
  • 381系『やくも 1号』は 2時間10分

となっており、明らかに381系の方が速い事が分かります。

このような理由から、西日本旅客鉄道381系電車を可能な限り使い続けるつもりのようで、平成23年までにリニューアル工事も行われております。


なぜ 381系後継車を考えない?

では、なぜ西日本旅客鉄道381系電車の後継車輌の開発を考えていないのでしょうか。

恐らく、伯備線以外に車体傾斜機能を持つ電車を必要とする線区が存在しないからでしょう。

かつてはきのくに線特急『くろしお』にも 381系電車が充当されていましたが、制御機能を持たない自然振り子故に却って乗り心地が悪く不評でした。

結局、西日本旅客鉄道はきのくに線での 381系運用を諦めてしまいました。

その他の電化区間(北近畿ビッグ Xネットワークなど)は押並べて線形もよく、高価な車体傾斜機能付き電車は不要です。

汎用性のない車輌は無駄なコストとなるので、西日本旅客鉄道としてもやりたくはないのでしょう。


それでも、何時かは後継車が必要に

だからと言って、381系を永遠に使い続ける事は不可能です。

遅かれ早かれ 381系の後継車輌が必要になる時が来る筈です。

西日本旅客鉄道は、その時までにどうすれば良いのでしょうか。


山陰本線の気動車と共通化したら?

そこで、考えられるのは山陰本線に充当されている特急型気動車と共通化すると言うものです。

山陰本線も幹線にしては線形が悪いため、制御付き自然振り子機能を搭載した キハ127系気動車が特急列車に充当されております。

山陰本線完全電化も山陰新幹線も現状では実現の可能性は極めて低く、山陰本線は気動車を使い続ける必要があります。

そこで、キハ127系或いはその後継車を伯備線にも投入するのです。


「電車を気動車に"格下げ"するのか」って?

さて、こう書くと「電車だった特急を気動車に"格下げ"するのか?」と言われそうです。

確かに、電化線なのに普通列車を気動車に代えられた線区は幾つもあります。

でも、一昔前までと違い今では気動車でも電車と遜色のない走りをします。

特に最近増え始めている電気式気動車なら、電車と同様の走行制御機能を用いられるので走行性能も電車とは大差無い筈です。

ですから、電車から気動車にしても決して"格下げ"と言う事にはならないでしょう。


『くろしお』にも投入しよう?

きのくに線は自然振り子機能が裏目に出ましたが、今日の自然振り子機能には制御機能が付いているため、乗り心地と高速走行を両立出来ます。

となれば、『くろしお』への振り子車輌再投入も考えられます。

そうする事で、再度スピードアップが図れるようになるでしょう。

  • ただ、高速道路網の発展から多少のスピードアップでは勝てやしないと初めから諦められてしまうかも知れませんが…。

他社と汎用特急気動車を共同開発しよう

更に可能であれば、西日本旅客鉄道とつながりの強い四国旅客鉄道, 智頭急行も加えて三社で汎用の特急用気動車を共同開発する手もあります。

智頭急行もいずれは HOT7000系を置換える必要があるでしょうし、各社の後継車を共同開発出来ればコストも削減出来る事になります。


三社以外の参加は?

東海旅客鉄道はキハ 85系の後継車の開発に着手しておりますが、時期次第ではキハ85系の後継車の次のために東海もこの共同開発に参加する事も考えられます。

尚、九州旅客鉄道も非電化特急がありますが、『ゆふ』以外は観光色の強い D&S 列車ばかりなので、参加すべきかは微妙でしょう。

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