三江線廃止後の宇都井駅へのアクセスは?

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以前三江線が廃止されると代替バスは五つのルートを軸に十四の路線が新設されると書きました。

では、三江線の駅の中でも特に有名だった宇都井駅へのアクセスはどうなるか考えてみました。


宇都井駅について

"天空の駅"とも呼ばれた三江線宇都井駅は、かつては島根県唯一の空中駅でした。

  • 実は宇都井駅が開業した年の二年後の昭和52年(西暦1977年)に山陰本線が高架化され松江駅が県内二番目の空中駅となりましたが。

三江線が廃止されても、宇都井駅前後は路盤の撤去には恐らく相当な時間が掛ると思われます。

平成22年以来、宇都井駅とその前後の設備を青色発光ダイオードのイルミネーションで飾る『イナカイルミ』と呼ばれる企画が毎年行われております。

ひょっとしたらですが、三江線が廃止されても路盤が撤去されるまで『イナカイルミ』は集客のために続けられるかも知れません。


宇都井駅への代替バスルート

そんな宇都井駅へは、廃止後どうやって行けるのでしょう?

国土交通省中国運輸局の資料を基に考えてみました。


三次からなら二本の乗継で到達可能?

平成29年 9月23日現在、宇都井駅に立寄る邑南町営バス宇都井線は平日のみ羽須美中学校-後谷口間を二往復乃至四往復運行しております。

これを羽須美支所前(口羽駅近辺)まで延伸し、そこで備北交通が運行する三次発着の三江線代替バスに接続する形となります。

つまり、広島方向からであればバスは最少二便で済む事になります。

具体的には以下のようになるでしょう:

三次⇒羽須美支所前(口羽駅近辺)
備北交通が運行予定の新路線
羽須美支所前⇒宇都井
邑南町営バス宇都井線を延伸した路線

問題点 1 便数が少ない、と言う事は…?

本数については、

  • 備北交通バスは三往復
  • 邑南町営バスは三・五往復

の予定となっております。

これらのバスは恐らく高校生(地域によっては小・中学生も)の通学を想定してダイヤが組まれる筈で、遠隔地からの観光者のために利用出来るダイヤになるかは分かりません。

  • まぁ、三江線も全線通し乗車は非常に難しいのですが。

問題点 2 運賃はどうなる?

そして、運賃がどのくらいになるかでしょう。

取敢えず廃止前より高くなる事だけは間違いないでしょう。

ひょっとしたら、運転免許をお持ちなら素直にレンタカーを借りた方が割安になるかも知れません。

  • 一応三次駅には駅レンタカー営業所があります。

江津からはかなり厳しい

一方、江津からの場合は間違いなく苦難が待受けるでしょう。

簡単に書くと、以下のようなルートと予想されます:

江津⇒石見川本
石見交通が運行予定の新路線(一日六往復程度の予定)
石見川本⇒グリーンロード大和(石見都賀駅北)
大和観光が運行予定の新路線(一日最大七往復の予定)
グリーンロード大和⇒羽須美支所前(口羽駅近辺)
備北交通が運行予定の新路線(一日二~三往復の予定)
羽須美支所前⇒宇都井
邑南町営バス宇都井線を延伸した路線(一日三・五往復の予定)

つまり、江津から四本のバスを乗り継がなければいけないと言う事になります。

尚、三江線とは別に大田から石見交通粕渕線が運行されており、粕淵で大和観光バスに乗換える手もありますが、こちらも四本の乗継となります。

いずれにしても、バスの本数は非常に少なく、宇都井まで接続出来るかは現時点では分かりません。

そして何より、運賃も相当な額になると思われます。


暴論:廃止されたら見向きもしないのが"鉄"だ

もっとも、今三江線のお別れ乗車やら何やらしている"葬式鉄", "乗り鉄", "撮り鉄"たちは、三江線が廃止されたら沿線の交通事情について興味を持つ事は先ずないでしょう。

宇都井駅跡地でどんなイヴェントをやっても、その大半は興味を示さない事でしょう。

勿論、鉄道趣味には廃線跡探索派とも言うべきジャンルもあり(葬式鉄ならぬ"墓参り鉄"か?)、彼らがそのうち集まってくる可能性はあります。

とは言え、あの可部線非電化区間も今やすっかり話題にならなくなってしまった事を考えると、どうやって跡地に行こうかを考えるのは余り意味は無いのかも知れません。

  • 結局、"鉄"なんて自分の欲求だけが大事で、地域の交通事情なんかどうでもいいのでしょうねえ…。まぁ私も人の事は言えませんが。
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