北海道全域に『えきねっとトクだ値』が展開されるが…

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北海道旅客鉄道は、平成29年10月 1日乗車分よりこれまで道東方面にしか設定がなかった『えきねっとトクだ値』を全道に展開する事を発表しました。

しかし、この商品、巧く使わないと却って損になり兼ねない代物です。


概要

平成29年10月 1日乗車分より、道内の特別急行列車のうち

  • 『宗谷』
  • 自由席主体の『すずらん』『カムイ』

を除く大半の列車が対象となります。

但し、『宗谷』は対象外のため、名寄・稚内方面へは『ライラック』と『サロベツ』の双方のトクだ値を購入する必要があります。


注意点

北海道旅客鉄道は『えきねっとトクだ値』全道展開を華々しく喧伝しておりますが、注意すべき点が余りにも多いような気がします。

巧く使わないと、却って損になる恐れがあるのです。


駅で買う方が安い場合がある!

販売列車や区間の制約に因り、えきねっとよりも駅で買える『R きっぷ』の方が安い場合もあるので注意が必要です。

特に宗谷方面へは、函館本線と宗谷本線を直通する『トクだ値』がないため、『R きっぷ』の方がお得になるようです。


宗谷方面は『R きっぷ』がお得

例えば、札幌-稚内を特別急行の普通車指定席で利用する場合、えきねっとだと

  • 『ライラック』最安は 45%引き 2,630円
  • 『サロベツ』最安は 50%引き 4,150円

なので、合わせて 6,780円(約 35%引き)で利用出来ます。

  • 割引率が低くなるのは、運賃・特急料金を通算出来ない事などに因ります。

ですが、夏季『R きっぷ』なら片道 6,275円(約 40%引き)となります。

冬期『R きっぷ』の場合は片道 6,790円となり、たった 10円ですがえきねっとの方に分があります。

但し、えきねっとトクだ値は札幌発着となっているため札幌以外の札幌市内駅からの場合はやはり『R きっぷ』の方がお得となります


乗継の方が安い場合がある!

オホーツク方面へは『オホーツク』での直行の他、『ライラック』と『大雪』の乗継もあります。

ですが、乗継の方が安くなるようになっているようです。

例えば、札幌-網走間だと

  • 『ライラック』最安は 45%引き 2,630円
  • 『大雪』最安は 50%引き 3,980円

なので、合わせて 6,610円(約 33%引き)で利用出来ます。

一方『オホーツク』直行の場合、最安は 30%引き 6,930円ですから、乗継の方が 320円安いと言う事になります。

直行の方が乗継より安いと言う先入観がある方も多いと思いますが、よく比較して検討する必要があるでしょう。

と言うよりも、どれが一番お得かをきっちり示せないと、思わぬ損をさせ兼ねません。


乗継も別々に申込まなければならない

しかも、乗継の場合は双方のきっぷを別々に申込まなければならないため、運が悪いと乗継便は割引対象枠が埋まってしまって却って高く付いてしまうと言う事態もあり得ます。

利点を言うなら片道だけで利用出来る事でしょうが、帰りはバスなどでない限り余り意味はありませんね。


何故『宗谷』を外した?

『すずらん』『カムイ』は指定席が Uシート一輌しかないので、トクだ値を設定出来ないのは理解出来ます。

でも、何故『宗谷』をトクだ値対象外にしたのでしょうか。

『オホーツク』は対象となっているだけに解せません。


例によって融通が利かない発着駅指定

また、例によって出発駅が限定されるため、特に札幌市内の駅を出発するする場合は札幌までの乗車券が別途必要です。

『R きっぷ』は札幌市内発着なので、札幌駅以外の市内駅からの場合は冬季でも『R きっぷ』より合計で高くつく恐れがあります。


まとめ

まとめると、道内の移動に『えきねっとトクだ値』を検討する場合は

  • 『R きっぷ』など駅で買えるトクトクきっぷより本当にお得か
  • 直行と乗継がある場合も乗継とどちらがお得か。
    • 乗継の場合乗継便を買い損ねる恐れはないか
  • 札幌以外の札幌市内発着では『トクだ値』だと札幌からの運賃が別途必要

等を考慮した上で、どれにするかを判断する必要があります。

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