根室本線・東鹿越-新得間のその後

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平成28年 8月の台風の影響で不通になっている根室本線・東鹿越-新得間について、北海道旅客鉄道から発表がありました。



復旧には時間と資金が必要

当該区間は特に幾寅-落合の中間点から上落合信号場までのほぼ全区間に亘って壊滅的な被害を受けております。

これらを復旧させようとすると、

  • 10.5億円の費用
  • 12箇月以上の期間

を要すると言います。

北海道旅客鉄道が10億円以上もの費用を自前で確保するのは困難であり、復旧するとしたら国等の災害復旧事業補助が必要になります。


当該区間は廃止候補

ですが、根室本線・(富良野-)東鹿越-新得間は輸送密度が200人/キロ/日に満たず、廃止候補として選定された区間です。

そんな区間を国などの補助を以て復旧すると言うのは、廃止方針と矛盾します。

実際、北海道旅客鉄道は、公的資金を受け入れる以上路線を維持するのが前提、すなわち廃止候補から外さざるを得ないと述べております。


復旧したら更なる地獄が

とは言え、仮に北海道旅客鉄道が公的資金だけで復旧したとしても、その後の維持費をどうするかが問題となります。


設備更新に巨額が必要

根室本線・富良野-上落合信号場間については老朽化した構造物の更新に今後二十年間で22億円を要するとしております。

このうち、流失した橋梁などはこの機会に更新される事になりますが、トンネルなどは依然更新が必要なままとなる筈です。

また、被災を免れた東鹿越以北については当然未更新のままとなります。

そうすると、安く見ても依然12億円以上の更新費を今後要する事になる筈です。


維持管理にも多大なコストが

もう一つ、同区間は山間部に路線があって立入り可能な箇所が少ないため維持管理にコストが掛り過ぎているとも言います。

これらの事を考えると、公的資金を受けて復旧すると言うのは自ら更なる地獄に向かうのと同義と言えるのではないでしょうか。


結論・もはや廃止しかない

結局、北海道旅客鉄道にとって最善と言うより唯一の選択肢は、このまま放置して廃止する事になるでしょう。

  • もう少し利用者がいればバス会社委託で BRT と言う手もあるでしょうが、それも無理でしょうねえ…。

とは言え、如何に鉄道路線は届出だけで廃止出来ると言っても、地元の同意無しで廃止する事は事実上出来ません。

沿線自治体はどう対応するでしょうか。

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