あいの風とやま鉄道を全線通して乗るなら

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北陸新幹線が金沢に延伸して、間もなく二年が経とうとしております。

特に青春18きっぷ利用者にとって、直江津-金沢間の経営分離は痛かった事でしょう。

  • でも、正規運賃より安く乗れなくなった事に文句を言っても仕方がありません。

今回は、別払いであいの風とやま鉄道を通して利用する場合のお話です。


全線乗車では富山で切符を分割する

あいの風とやま鉄道・市振-倶利伽羅間全線を通して乗るのであれば、富山で切符を分割するのがお得です。

一般に乗車券は途中駅で分割するより通した方が安くなります。

でも、あいの風とやま鉄道・市振-倶利伽羅間の場合、富山で分割した方が 90円安くなるのです。

市振-倶利伽羅間の普通運賃は 2,060円。これに対し、

  • 市振-富山間は 1,110円
  • 富山-倶利伽羅間 860円

で合計すると 1,970円となり、90円もお得になるのです。

ですから、青春18きっぷなどの利用で、並行在来線を用いて直江津・糸魚川⇔金沢間を移動するのであれば

  1. 先ずは富山までの切符を買い、
  2. 富山で降りて続きの切符を買う

のが手間は掛かるもののお得になります。

  • あいの風のダイヤは基本的に富山で分割されているので、一旦駅を出ても余り大きな影響はないでしょう。

あいの風では全線通しの切符は買えない!?

富山で切符を分けるのにはもう一つ理由があります。

実を言うと、あいの風とやま鉄道では駅などで市振-倶利伽羅間の乗車券を売っていないのです。

市振駅は新潟県に在り、えちごトキめき鉄道管理の駅です。

同駅は無人駅で券売機すらありません。

また、倶利伽羅駅も石川県内に在り、アイアールいしかわ鉄道管理の駅です。

こちらには無人駅とは言え券売機はあるのですが。100キロを超える区間は扱っておりません。

市振-倶利伽羅間は 100.1キロと僅かに100キロを越えており、従って同駅の券売機でも買えないのです。

加えて、あいの風とやま鉄道は旅行会社などとの発券契約もないため、事前に旅行代理店で購入する事も出来ません。

  • どう言う訳か、あいの風では市振駅と倶利伽羅駅を自社線の起終点とは見ておらず、このため同社が発行するフリー切符でも両駅は除外されております。

唯一入手出来るとしたら、車内で車掌から購入するくらいでしょうか。

いずれにしても、これでは富山で切符を分けるのは已むを得ないとさえ言えるでしょう。


えちごトキめきや IR から直通する場合

本来、糸魚川から金沢へは「北陸新幹線をご利用下さい」となるでしょう。

でも、青春18きっぷ利用者なら、糸魚川からえちごトキめき鉄道に乗り、あいの風とやま鉄道経由、アイアールいしかわ鉄道直通で金沢に向かう経路も考えられます。

  • 『ムーンライト信州』からの乗継などが考えられますね。

確かに運賃は西日本旅客鉄道時代より高くなりましたが、それでも北陸新幹線を利用するよりは特急料金がない分安くなります。

あいの風とやま鉄道

  • えちごトキめき鉄道とは直江津-富山間で
  • アイアールいしかわ鉄道とは金沢-越中宮崎間で

それぞれ連絡運輸を実施しております。

このため、直江津で買えるあいの風直通乗車券も富山までとなります。

金沢からは越中宮崎まで買えますが、富山で切った方が便利でしょう。

ちなみに、糸魚川から金沢まで向かう場合、

  • 糸魚川-富山間が 1,520円
  • 富山-金沢間は  1,220円

合計 2,740円となります。


さいごに


北陸新幹線延伸は北海道新幹線より影響が大きかった?

北海道新幹線暫定開業の影響で並行在来線が事実上完全に消えた青函間と違い、北陸新幹線の延伸では並行在来線は形を変えて維持されました。

だからこそ、北海道新幹線オプション券のような救済措置は執られる事がなかったのです。

仮令北陸新幹線の延伸が北海道新幹線暫定開業の後だったとしても、北海道新幹線開業に倣った北陸新幹線オプション券などは導入されなかったでしょう。

そう考えると、18きっぷ利用者にとっては北海道新幹線暫定開業より北陸新幹線延伸の方がダメージが大きかったかも知れません。


肥薩おれんじ鉄道のような対策も北陸には無理?

あいの風とやま鉄道などにも、肥薩おれんじ鉄道みたいに青春18きっぷ所持者限定の企画商品があればいいと思われた方も多いでしょう。

でも、あいの風とやま鉄道の場合、全線通過利用だけが18きっぱの利用方法とは思えません。

富山や高岡が最終目的地となる利用方法も充分考えられます。

そう言う事を考えると、あいの風とやま鉄道と青春18きっぱの双方にウィン・ウィンとなるような企画商品を出すのは難しいでしょうねえ。


何故某自称旅行会社社長は並行在来線問題にダンマリだった?

それにしても、某自称旅行会社社長は青春18乞食の過剰な権利を主張しているのに、何故18きっぷの生命線である筈の並行在来線問題についてはダンマリだったのでしょうかねえ?

北海道新幹線と道南いさりび鉄道に18きっぷだけで乗せろと喚いたのだって、結局全てが決まってからの"泥縄騒ぎ"ではないですか。

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