日高本線不通区間にデュアルモード・ヴィークル導入の声

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高波被害で平成27年 1月より不通となっていた日高本線・鵡川-様似間について、沿線七町は廃止に同意する事としました。


廃止で浮上した DMV 導入案

沿線自治体は日高本線を残すため、デュアルモード・ヴィークル(DMV)の導入を摸索するとしております。

確かに、

  • 輸送密度の低さ
  • 被災の影響でバス専用道への転用が難しい状況

を考えると、BRT よりも DMV の方が有効かも知れません。


阿佐海岸鉄道が DMV 導入へ

かつてはローカル線の救世主のように持て囃されたデュアルモード・ヴィークルでしたが、平成27年 8月に北海道旅客鉄道に依る開発は停止しており、以来その言葉を聞く事もなくなりました。

ですが、平成29年 2月に阿佐海岸鉄道が突如デュアルモード・ヴィークルの導入を発表しました。

牟岐線・阿波海南から DMV を運行し、終点・甲浦から地上に降りて室戸に向かうルートを目指しております。

  • 阿佐線未成区間を直通運転する計画ですね。

阿佐海岸鉄道に出資する徳島県も DMV 導入に積極的な態度を見せており、今度こそ実現の可能性があるかも知れません。

  • 実際のところ、実用化の一歩手前まで来ていたと言います。

日高本線に DMV を導入するには?

このような事情から、日高本線の沿線自治体もデュアルモード・ヴィークルの導入を視野に入れている訳です。

とは言え、御存知の通り既に北海道旅客鉄道は DMV どころではない状況で、DMV 開発への復帰は先ず無理でしょう。

そうなると、やはり北海道庁などの協力が欠かせなくなります。

ただ、北海道庁もそこまで出来るかどうか…。


日高本線に DMV が導入されるとしたら…?

日高本線は本来昭和62年(西暦1987年)に廃止された広尾線と繋がって苫小牧-帯広間を襟裳岬経由で結ぶ筈の路線でした。

このような事情から未成線となった様似-広尾間は、今日もジェイ・アール北海道バスが日勝線として運転を続けております。

それでは、日高本線・鵡川-様似間に DMV が導入された場合、この区間はどう扱うのでしょうか。

  • ジェイ・アール北海道バスに移管して日勝線に編入させるか、
  • 東日本の BRT のように引続き北海道旅客鉄道の管轄とするか、
  • それとも、地元バス会社の路線とするか、

のいずれかでしょうが、北海道旅客鉄道の状況を見る限りでは引続き北海道旅客鉄道の管轄とするのは難しいでしょう。

そうすると、日勝線に編入するか地元バス会社に移管するかでしょうか。


北海道旅客鉄道は DMV 開発を続けるべきだったか

北海道旅客鉄道は、輸送密度が極端に少ない線区について廃止を求めております。

特に廃止対象に指定された輸送密度 200人/キロ/日未満の線区は、デュアルモード・ヴィークルでも充分輸送出来る規模でしょう。

平成28年12月に廃止された留萌本線・留萌以遠区間や夕張市長自ら廃止を提案した石勝線夕張支線なども、DMV の方がジャストサイズとなるでしょう。

こう言った事を考えたら、北海道旅客鉄道はもう少し DMV の開発を続けた方が良かったのかも知れません。

  • 平成27年に DMV 開発を停止した時点で、北海道旅客鉄道は既に危機的な状況でした。

    あの時点で、不採算ローカル線の整理を検討しても不思議ではなかった筈です。

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