根室本線・富良野-上落合信号場間はどうなる?(平成28年10月13日)

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平成28年 8月末から 9月初頭にかけての連続した台風及びそれらに起因する大雨に因り、石勝線と根室本線の新得周辺は今も不通状態となっております。

鉄道の日前日となる平成28年10月13日、北海道旅客鉄道は石勝線と根室本線についての現状と今後について発表しました。

今回は、その中でも特急が通らない富良野-上落合信号場間について書く事とします。


前置:富良野-上落合信号場間の状況


富良野-東鹿越間は10月17日に復旧

富良野-東鹿越間については平成28年10月17日より一部列車の運行を再開する事となりました。

全く無傷だった訳ではないのですが、比較的軽微だった事もあって運行システムが修復されたようです。

また、石北本線が復旧した事で、同線区で使用される車輌の回送が可能になりました。

運行乗務員の配備も整い、運行再開の準備が整ったと言う訳です。

また、今回の復旧に合わせて、一部運休を続けていた滝川-富良野間も平常ダイヤに戻る見込です。


東鹿越-上落合信号場間の復旧は来春以降に

しかし、東鹿越-上落合信号場間については余りにも被害が甚大なため、早くとも来春までは復旧工事には取掛かれないと発表されました。


東鹿越-(根)落合間はバス代行開始

このため、東鹿越-(根)落合間については平成28年10月17日の富良野-東鹿越間復旧に合わせて代行バス運行を実施する事となりました。

一方、(根)落合-新得間についてはバス代行の実施は発表されておりません。

  • 但し、平成 7年の大糸北線のように沿線への迷惑を避けるため非公式に代行輸送を行う場合もありますので、この辺りは何とも言えません。

地図を見ると、落合-新得間については経路こそ異なるものの国道38号で繋がっております。

国道38号は十勝清水周辺で今も不通になっておりますが、落合-新得間については通行は可能となっております。

  • ただ、今回の災害の影響かは分かりませんが、同区間では数箇所で工事が実施されており片側相互通行などの規制が敷かれております。

本題:(根)金山-新得間はこのまま廃止になるかも?

さて、相変わらず長い前置きはこれくらいにして、本題に入ります。

以前にも書いた通り、根室本線の富良野-新得間は極めて営業成績が悪い線区です。

それに加えて(根)落合-上落合信号場間は極めて甚大な被害を受けております。

ひょっとしたらこの一件を機に、同区間どころか最終的には(根)金山-上落合信号場間が廃止になってしまうかも知れません。


落合-新得間の需要はほぼ皆無

正直なところ、落合-新得間については需要が全く見えません。

時刻表を見る限り、同区間には通学需要が全くないように見えます。

少なくとも東鹿越及び落合から始発列車で新得に向かうにしても新得着は 9時過ぎで、この方向の通学利用は不可能です。

新得から富良野へは始発列車で通学可能ですが、新得発は 6時前、富良野着は 7時台前半で、発着がちょっと早過ぎます。


通学は町村営バスで

実際、この辺りの通学需要は占冠村村営バスや南富良野町町営循環バスで賄えているように見えます。

金山・落合から幾寅(南富良野高校最寄駅)へは南富良野町が一般人も乗れるスクールバスを運行しております。

また、金山からは占冠村村営バスが富良野高校への通学に合わせたダイヤで定期運行しております。

  • 但し、あくまでも村民を対象としているため、村外の経由地である山辺・布部から富良野への通学には利用出来ません。

JR 山田線や日高本線と同様の流れ?

ところで、JR 山田線の区界-(山)川内間は平成27年12月の土砂流入の影響で依然一部区間が不通のままとなっております。

同区間が不通になった際、東日本旅客鉄道は復旧するにしても年明け以降になると発表しました。

ですが、平成28年10月現在、依然放置状態もとい手付かずのままとなっております。

日高本線についても、同様の流れで長期化しております。

特急も走らない、営業係数が四桁もある、そもそも需要がないと言う三重苦である事を考えると、経営再建途上にある北海道旅客鉄道が無理して復旧すべきなのかとも思えます。


平成29年の東鹿越駅廃止で廃止区間が更に伸びる?

さて、ここまで書くと、落合-新得間だけが廃止になりそうだと思われます。

ですが、実際には廃止対象線区は更に拡がる可能性が高いのです。

以前にも書いておりますが、東鹿越駅は平成29年ダイヤ改正までに廃止される予定となっております。

東鹿越駅が廃止され、東鹿越以遠が復旧しないとなると、復旧区間は(根)金山まで短縮される事となります。

結果、(根)金山-東鹿越-幾寅間も不通区間に加えられる事となります。

もっとも、この区間に需要があると言うなら、道道465号と国道38号を通るバスで置換えが可能です。

  • 道道465号は東鹿越は経由しませんが、東鹿越駅は廃止されるので問題はありません。

とは言え、この区間はバスにしてもかなりきついと思われるので、果たしてどうなるでしょうか…。


結論

根室本線の東鹿越-上落合信号場間がこのまま放置されてしまうと、最終的に(根)金山-上落合(信)間、即ち営業上(根)金山-新得間が廃止となる可能性が生じます

果たして、どうなってしまうのでしょうか…。

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