『秋の乗り放題パス』はどう使う?

  • トゥィッターで言及(トゥィート)
  • アメーバで共有
  • はてなブックマークに登録
  • フェイスブックで共有
  • タンブラーで共有
  • Google+

平成28年も『秋の乗り放題パス』が発売されますが、考えれば考える程使い難い商品になってしまっております。


使い難い「三日間有効」

理由は言うまでもなく「一人に対し連続する三日間有効」と言う仕様です。

かつて『鉄道の日記念・JR 全線乗り放題きっぷ』だった頃は、本当に"秋の青春18きっぷ"と呼ぶに相応しく一枚で三回使える回数券でした。(※ 1)

当然、

  • 一人で不連続に三日使ったり、
  • 三人組で一回使ったり
  • 二人で一日使って残りを一人で使う

等と言った使い方も可能でした。

確かに若干安くはなったのですが、青春18きっぷよりは依然高いものです(大人の場合)。

そして何より、この期間に三日続けて使用する事は難しいものです。

十月は体育の日を含んだ三連休がありますが、それ以外には一般人は活用し難いのではないでしょうか。


普通列車だけで三日続けて旅行するのは難しい

また、普通列車だけを三日間連続して使うと言うのも厳しいものです。

連続して旅行するとなると、夜行列車を活用するか宿を取るかのどちらかでしょう。

でも、夜行快速・普通列車はこの期間下りの『ムーンライト信州』が二日間運行されるだけで、『ムーンライトながら』も『スターライト上野』もありません。


使い難い『ムーンライト信州』

その『ムーンライト信州』も終着駅より先は糸魚川まででお終いで、途中で降りても

  • 北は長野止まり(250円払えば飯山線に繋がりますが)、
  • 西へは中央西線があかん線もとい亜幹線なので、名古屋に着くのは早朝から東海道線を乗継ぐのと一、二時間程度しか変わらない

…とメリットは殆どありません。


宿を取るとしたら…

そうなると宿を取る必要がありますが、二箇所も宿を取るとなると結構出費が嵩んでしまうでしょう。

また、宿の営業時間を考慮しなければならないため、最終列車まで何処までもと言う訳には行かず、行ける範囲が狭まってしまうでしょう。

野宿? 身を危険に曝したいならご勝手に。


現実的な使い方は…

結局現実的なのは

  • 三日続けて日帰り旅行をする
  • 一日か二日で元を取って残りは権利放棄する

辺りでしょうか。


三日続けて日帰りする場合

前者の場合、一日辺り 2,570円となりますから、本州だったら片道 70キロ超を往復すれば元が取れます。

例えば大宮からだったら、高崎か宇都宮まで一往復すれば元が取れます。

南の方なら戸塚か千葉より先に行けば元が取れるでしょう。

高崎でも宇都宮でも戸塚でも千葉でも、それより更に先へ進んでもその日のうちには帰れる筈ですので、結構充実した旅が出来るでしょう。

大宮なら内陸ですから海を見に行くのも悪くはないでしょう。

ただ、これを三日続けるのはどうでしょうか…。


一日で元が取れるか?

一日で元を取るのも大都市圏からなら意外に簡単です。

本州なら片道 220キロ超の往復で元が取れます。

例えば、大宮からなら小千谷以遠, (北)郡山より先, 焼津以遠まで往復すれば一日で元が取れます。

上越線ルートは水上-越後中里間が鬼門ですが、それ以外なら日帰りは不可能とは言えません。

  • 無意味に往復するのが面白いかですって? そう言う切符でしょ?w

ただ、出発地が大都市圏でない場合は、列車の本数が少ない等の理由で難しいかも知れません。


余談・『三連休東日本・函館パス』と比較してみる

東日本の場合、十月の三連休期間には『三連休東日本・函館パス』もあります。

大人 14,050円と『秋の乗り放題パス』の倍近い値段です。

確かに

  • 新幹線が別払いで使える
  • アイジーアールいわて銀河鉄道, 青い森鉄道も加盟している

などの長所はありますが、それでも新幹線などをメインにするのでない限りは『秋の乗り放題パス』の方がお得そうです。


東京-青森間の場合

『秋の乗り放題パス』での大宮-青森間は、平成27年度ダイヤ改正以来、奥羽越ルートでの移動が可能となっており、従って『秋の乗り放題パス』の方が遙かに安くなります。

尚、北海道新幹線の最終列車には間に合いません。

このため、北海道へのアクセスにはフェリーなどを使うか、一泊必要になります。

  • とは言え、青森着は23時前なので、宿が確保出来るかは分かりません。

注釈

  • 1. 『鉄道の日記念…』が新発売となった平成 8年に青春18きっぷはそれまでの五枚綴り回数券形式でなくなったため、三枚綴り回数券形式で出された事はありません。
関連記事
スポンサーサイト