意外に稼いでいた『はまなす』

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以前、北海道旅客鉄道は「『はまなす』は年十億円を稼ぐ」と言っていたのですが、それって本当だったんですねえ…。

北海道旅客鉄道が平成28年 3月26日から 4月25日までの北海道新幹線の利用状況を発表しました。


予想通りの利用者倍増

北海道旅客鉄道にとっては予想通りに利用者が倍増したとしております。

北海道新幹線の新青森-新函館北斗間の利用者数を、対応する平成27年 3月第四土曜日から 4月第四月曜日までの海峡線(中小国-木古内間)特急・急行利用者数と比較したところ、一日平均で 99%増の利用となったそうです。

ただ、首都圏-函館間のシェアは今のままではまだ最大で二倍増に留まる事となります。

新幹線効果で函館周辺への観光需要が伸びれば航空への需要も増えるので、トータルでは二倍にさえ満たない事も考えられます。


平成27年当時『はまなす』平均四百人に利用されていた?

数値は平成27年の同時期の夜行列車を除いた人数との比較もありました。

この数字を見る事で、平成27年の同時期に夜行列車がどれだけ利用されていたかが計算出来ます。

具体的には、平成27年の同時期の海峡線利用者数は、

  • 下りは全体で一日平均 1,400人、夜行を除くと 1,200人
  • 上りは全体で一日平均 1,400人、夜行を除くと 1,100人

つまり、上下合せて一日平均で五百人ほどの夜行列車の利用があった事になります。


当時北海道&東日本パスが使えた

ただ、平成27年度の比較対象期間はほぼ全日が北海道&東日本パスの有効期間でした。

平成27年春季の北海道&東日本パスは、北陸新幹線金沢延伸などの影響に依り 3月14日から4月23日まで有効期間が繰り下げられていたのです。

ですから、北海道&東日本パスでの利用が相当含まれている筈です。


でも寝台特急の本数減を考慮すると…

ところで、海峡線の夜行列車と言えば急行『はまなす』の他寝台特急『北斗星』『カシオペア』もありました。

ですが、『北斗星』は平成27年 3月14日のダイヤ改正で廃止され、翌月 4月 2日に臨時便として運行を再開されるまでは運転がありませんでした。

4月 2日以降は、『カシオペア』と一日交代で運転されておりました。

運転日数などを考慮すると、『北斗星』『カシオペア』は利用者が多くても一日平均では百人行くか行かないかでしょう。

そうすると、上下合わせて約四百人は『はまなす』を利用していたと考えられます。

北海道&東日本パス利用者も相当いる筈ですが、それでも『はまなす』は相当稼いでいた事になります。

  • ほぼ全員が北海道&東日本パス利用者と言うのも流石に考え難いでしょう。

以前、北海道旅客鉄道関係者が「『はまなす』は年十億円稼ぐ」と言ったのを鉄ヲタへのリップサーヴィスじゃないのかと書いたのですが、どうやら本当でしたか…。


『はまなす』を廃止しなければよかったのに…

でも、『はまなす』が上下合わせて数百人にも利用されていると言うなら、北海道新幹線開通後も運転を続ければ良いのにと思うのですがねえ…。

『はまなす』は新幹線の運転がない時間帯に運転するため、北海道新幹線では置換えられません。

言換えれば、『はまなす』は北海道新幹線を補完する列車として有用だったのです。

と言うのなら、函館から運転すればよかったのです。

否、函館からなら客レでなくてもキハ183系, キハ261系或いはキハ281系を充当する事も出来ました。

如何に北海道新幹線が暫定開業したと言っても、首都圏からはまだまだ札幌は遠いものです。

『北斗星』亡き今、札幌への鉄路でのアクセス性は逆に悪化してしまいました。

その点でも『はまなす』が北海道新幹線の利用促進に僅かでも貢献したのではないでしょうか。

  • まぁ、本当に僅かでしょうけど。
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