『はまなす』廃止で函館-札幌夜行バスが大繁盛?

  • トゥィッターで言及(トゥィート)
  • アメーバで共有
  • はてなブックマークに登録
  • フェイスブックで共有
  • タンブラーで共有
  • Google+

ちょっとジェイティービーの高速バス予約サイトを見ていたのですが、やはりと言うか『高速はこだて号』夜行便の予約が取り難くなっているようです。

やはり、『はまなす』廃止が効いているのでしょうか…?


『北海道&東日本パス』は『ミッドナイト』の代替?

昭和63年(西暦1988年)から平成14年まで、札幌-函館間に夜行快速列車『ミッドナイト』が運転されておりました。

快速列車ですので当然青春18きっぷで乗れましたが、車輌老朽化などを理由に平成14年に急行『はまなす』に統合する形で廃止となりました。

しかし、青春18きっぷでは急行列車の利用を認めておりません。

当時はまだ『きたぐに』『能登』『だいせん』等の夜行急行も残っており、『はまなす』に特例を許す訳には行かなかったのでしょう。

結局、代わりに『はまなす』に乗れるようにするため『北海道&東日本パス』を発売したと言われております。

  • その後、平成22年度から『はまなす』自由席に限った別払い無しの特例に代わり、急行列車ならどれでも急行料金別払いで利用出来るように制度化されました。

加えて、東北本線が経営分離された

  • アイジーアールいわて銀河鉄道
  • 青い森鉄道

も加盟したため、青春18きっぷで使えなくなった東北ルートが引続き利用出来るようになりました。

結果、『北海道&東日本パス』であれば、首都圏と道内各地を『はまなす』での車中泊一泊だけで移動出来るようになったのです。


『はまなす』廃止で相次ぐ別払い

しかし、平成28年 3月26日、その『はまなす』が廃止されます。

この結果、従来通りの旅程を組むとしたら、『はまなす』の代わりに夜行高速バスを使うしかありません。

勿論、バスだけで五千円近い追加払いになります。

加えて首都圏からだと青森についた時には津軽線も道南いさりび鉄道線も最終列車が出た後となります。

このため青森から函館に渡るには、新青森から新函館北斗まで新幹線を利用しなければならなりません。

『北海道&東日本パス』では特定/立席特急料金を払えば北海道新幹線が乗れますが、四千円近い追加払いを強いられます。


他に方法は?


道内で二泊する方法

従って、片道で九千円近い追加出費を強いられる訳ですが、これを回避するには宿を取る事が考えられます。

ただ、函館で宿を取り函館から普通列車を乗継ぐとしても、旭川までしか届きません。

  • 函館本線の滝川以北の普通列車の本数が極端に少ないのが原因です。

従って、札幌か旭川でももう一泊しなければなりません。

つまり、道内各地を目指すには最低道内で二泊する必要があります。

ところで、青函間は在来線普通列車の営業がないため、必ず新幹線かフェリーを利用しなければなりません。

青函間の別払いが不可避である事を考えると、余程の安宿でも新幹線と夜行バスの別払いの方が安くなるでしょう。


青函フェリーと道内一泊

もう一つの方法は、フェリーを利用する方法です。

津軽海峡フェリーは函館側は道南いさりび鉄道・七重浜駅が最寄りになる事と運賃が高い事から、青函フェリーの方が有用でしょう。

午前 2時に青森を出る便は 6時前に函館港に着きます。

徒歩で五稜郭に向かっても、8時23分発の長万部行き普通列車には間に合います。

  • 蛇足ですが、函館 5時51分発の始発列車は森止まりとなったため、上記の長万部行きが森以遠に向かう始発列車となります。

この場合、前述通り旭川までがやっとなので、札幌か旭川で一泊必要です。

ただ、フェリー運賃は 1,630円しかしないので、安い宿が取れれば新幹線と夜行バスよりは安くなります。

欠点は悪天候で欠航になり易い事とフェリーターミナルと駅の間は徒歩移動になる事でしょう。

また、午前 2時青森発の青函フェリーは危険物輸送をするため、定員制限が設けられる場合があります。


これらの方法の欠点

これらの方法はいずれも日数が掛かるため、その分『北海道&東日本パス』の有効期限が実質的に減ってしまう事になります。

『北海道&東日本パス』が七日間連続で利用出来るようになっているのは、周遊旅行を想定してのものでしょう。

でも、往路と復路で二泊或いは一船内泊一泊していたら、それだけで六日を消費してしまいます。

このため、多少高くなっても北海道新幹線と夜行高速バスの組合わせが撰ばれるのでしょう。


結局…

  • 『北海道&東日本パス』の存続と
  • 『はまなす』廃止

のお蔭で、『高速はこだて号』や『函館特急ニュースター号』のような夜行バスが繁盛すると言う結果になったようです。

関連記事
スポンサーサイト