何故青春18きっぷは回数券形式でないのか

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青春18きっぷ一枚で五回使う形式になって、今年でちょうど二十年が経ちます。


回数券なのに一枚綴りの青春18きっぷ

青春18きっぷは一枚で五回使う方式です。

複数回の権利を纏めて売るのですから明らかに回数券に該当する筈ですが、他の回数券と違って五枚綴りにせず一枚で五回使い廻す形式になっております。

このため、あちこち乗り倒そうとすると、五回使い終わった時にはボロボロになっている…と言う事もあるのではないでしょうか。

実際、ネットで検索すると、途中下車印などでボロボロになっている青春18きっぷを公開している方も多いようです。

特に十代くらいの方には、「何で五枚綴りの回数券形式にしないのか?」と思われるかも知れません。


昔は五枚綴りの回数券だった

実は青春18きっぷもかつては通常の回数券同様、五枚綴りで発売されておりました。

五枚セットのため、一枚一枚を切離して発売する事も物理的に可能だったのです。

勿論、余った券片を譲渡するのも容易でした。

  • 余談ですが、当時も横長の形式で発券されていたため、自動改札機には通りませんでした。

横行した"不正なバラ売り"

このため、大学生協の購買部などでは店でセットを買取ってそれをバラ売りすると言う事が行われておりました。

  • 勿論、売残りのリスクを考慮して、少し割高で販売しておりました。

しかし、大学生協くらいならまだ黙認出来たのでしょうが、金券ショップなどでも同様の売り方が横行するようになってしまいました。

青春18きっぷは纏めて買ってもらえるからこそ纏まった利益が得られるものなので、このような行為は売上を落とす一因となると判断したのでしょうか。

  • 新幹線回数券等で同様の売り方を黙認されているのは割引率が低いからでしょうか。

結局、平成 8年度から現在のような一枚の券片を五回使う方式に変更されてしまったのです。

結果、金券ショップでは一回単位での販売に際しては貸出と言う形を取り、

  • 使用した券片を返却するまで身分証明書などを預かる
  • 取敢えず残りの券片分の代金を預かり、使残し分の差額を返却時に返金する

など、非常に使い難い方法でしか一回分を売る事が出来なくなりました。


一枚綴りは今後も続く?

この扱いについて異議を唱える者も少なくはなかったようです。

でも、元の回数券形式に戻されず二十年間もこの形式が続いている事を考えると、一枚形式での弊害よりも回数券形式で起きた弊害の方が遙かに大きかったと言う事なのでしょう。

恐らく、この形式は青春18きっぷが廃止されるまで続くのではないかと思われます。

  • 五日間連続でと言うように使い方が変わってしまうよりはマシでしょう。

回数券形式だった頃に可能だった事

五枚綴りの回数券形式だった頃は、異なる発着地に住んでいる複数人での使用時も問題なく使えました。

異なる発着地に住む複数人での利用

例えば、

  • 新秋津駅が最寄りの堀北真希さん
  • 目黒駅が最寄りの本仮屋ユイカさん

が、渋谷で待合わせてそこから青春18きっぷで移動するとします。

五枚綴りなら予め券片を分けておく事で、出発地から使用する事が可能になります。

帰りも、それぞれの券片を持って、発着駅まで帰る事が可能になります。

今は切離しが物理的に出来ないため、どちらかが合流・解散駅発着の切符を別に買う必要があります。

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