青い森鉄道平成28年ダイヤ改正に思う

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青い森鉄道の平成28年度ダイヤが公表されました。

新しい時刻表を見るだけで、青い森鉄道の窮状が分かると言うものです。


緊縮型の青い森鉄道平成28年度ダイヤ

既に予告されている通り、青い森鉄道では緊縮型のダイヤとなっております。

それも平成27年度と較べると一目で分かるくらい寂しいダイヤになっております。

具体的には、

  • 普通列車の増便のため快速列車を格下げする
  • 青森駅での奥羽本線列車との同一ホーム乗継をなくす
  • その他区間ごとに減便する

特に八戸以南は寂しいダイヤになってしまっております。


寝台特急全廃の影響は大きかった

既に『北斗星』が廃止されてこの列車が落とす運賃と特急料金収入はなくなり、これだけでも大幅な減収になる筈です。

そして臨時列車『カシオペア』も廃止され、完全に外部からの運賃収入は絶たれる事となります。

『北斗星』運行当時、青い森鉄道は営業収入の約二割に当たる約四億六千万円をこれらの列車から得ておりました。

ただでさえ青森県に払うべき線路使用料を値切って生き存えている現状で二割も失うのですから、これは相当な打撃となるでしょう。

  • 当然、青森県も線路使用料収入が予定通りに得られない事でダメージを受けております。

抜本的な増収策は見当たらず、こうなると支出を減らす以外に手はないと言う事になるのでしょう。

  • ただ、新幹線のせいで特急を失ったしなの鉄道, あいの風とやま鉄道, 肥薩おれんじ鉄道や北越急行から見たら、甘ったれた話に見えるでしょうねえ。

アイジーアールも緊縮型になるか

一方、アイジーアールいわて銀河鉄道は、平成28年 2月21日現在まだ平成28年度ダイヤを発表しておりません。

こちらも『北斗星』『カシオペア』からの収入が失われて大幅な減収となる訳ですから、青い森鉄道のような緊縮型のダイヤ改正になる可能性は高いでしょう。

恐らく南部の盛岡都市圏は減便を抑えつつ、北部の閑散区間を見直す形になると思われます。

  • 実際のところ、青い森鉄道とアイジーアールは目時停車列車の全便で相互乗入れを実施しているため、青い森鉄道と同じ寂しいダイヤになるのは明らかでしょう。

それにしても、盛岡-好摩間は花輪線も乗入れておりますが、アイジーアールにとっても通勤通学需要が期待出来る区間であるだけに、この区間も引継げたのは不幸中の幸いだったのではないかと未だに思われます。

この区間が東北本線のままだったら、アイジーアールは今頃もっと悲惨な事になっていたでしょうねえ。


余談:江差線の経営分離は不可避だった

ところで、北海道新幹線開通時にはそれと引換に道南いさりび鉄道江差線を継承します。

江差線については『北斗星』『カシオペア』『はまなす』の運行で黒字になると言う試算もあります。

ただ、これらの列車を廃止せず江差線が黒字になったとしても、北海道新幹線の赤字で消し飛んでしまうのは間違いない筈です。

また、『カシオペア』はともかく『北斗星』『はまなす』は車輌老朽化が進んでおり、新車が作れない状況を考えるとこれらの列車を当てには出来ないでしょう。

経営分離をしなかったとしたら、これらの列車を運行し続けなければならない訳ですから。

こう考えると、江差線は黒字の可能性が残っていたとしても経営分離は不可避だったのではないかと思われます。

況してや青春18きっぷで乗れるようにし続ける事は不可能だったのでしょう。ね、Φ尾─樹さん?w

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