木古内町の木古内駅戦略は新函館北斗駅を喰えるか?

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道南いさりび鉄道と北海道新幹線のダイヤが木古内駅で整合しない予定である事は以前書きました。

だからと言って、木古内町は木古内駅に止まる新幹線を活用しない訳ではありません。

いや、積極的に集客戦略を立てているとさえ言えます。


木古内町の駐車場戦略

木古内町は、北海道新幹線開通に合わせて木古内駅周辺の市街整備を進めております。

駅前には無料駐車場も整備し、函館方面からの利用者を集めるものとしております。

北海道も超の付くクルマ社会です。

函館-木古内間の約40キロには、道南いさりび鉄道に並行して国道228号が通っており、時速100キロで走れば三十分も掛からないでしょう。

これに対抗して、北斗市も新函館北斗駅前に整備していた駐車場を、当分無料とする事を表明しました。

当初は事業費回収のため一泊毎に料金を課す方針でしたが、木古内町の駐車場政策を知って対抗上無料にしたようです。


成功しそうな木古内町の駐車場戦略


料金が高い新幹線

北海道新幹線は特急料金が東北新幹線より高くなります。

このため、乗車距離を減らす事で大幅な節約が出来ます。

例えば大宮までの場合、新函館北斗からだと通常期で片道 21,740円となるところを、木古内から乗れば 20,290円となり、片道だけで 1,450円もの節約になります。

ちなみに、運賃部分は 11,340円から 11,020円となるため、たったの 320円の節約にしかならず、残りの 1,130円が特急料金の差額となります。

北海道新幹線には目ぼしいトクトクきっぷが設定されないため、往復三千円近い節約は見逃せないでしょう。


七戸町の成功例

同様に東北新幹線・七戸十和田では、七戸町が無料駐車場を作った事で本来なら新青森から乗る筈の青森市在住者までも集める事に成功しました。

結果速達型の停車などあり得なかった筈の同駅に速達型が六往復も止まるようになりました。


木古内駅の場合は?

木古内駅の場合、利用状況次第では減便もあり得るため、七戸十和田のような増便を狙った"攻め"の戦略と言うより、"守り"の戦略と言う印象ではあります。

とは言え、新幹線の料金節約のために新函館北斗の代わりに木古内駅を利用する道民は多くなりそうな気がします。

ひょっとしたら、新函館北斗駅の方が近い筈の北斗市北部在住者も、料金節約のためにわざわざ木古内駅に出るかも…?


内地発の利用者は?

一方、関東・東北地方の利用者にとってはどうでしょうか。

新函館北斗には、駅レンタカー以外にも主要なレンタカー会社が合わせて七社営業所を開設する事となりました。

一方、木古内駅には駅レン以外にはタイムズレンタカーが営業所を設置するのみとなっております。

全ての利用者がレンタカーを利用すると言う訳でもありませんが、内地からだと函館へは新函館北斗まで利用する方が便利でしょう。

もしかしたら、

  • 木古内で降りる客は大抵クルマ利用の道民
  • 新函館北斗まで乗る客は大抵内地からの利用者

なんて分かるようになってしまうかも知れません。


本音

鉄道趣味人の端くれとしては、道南いさりび鉄道を新幹線フィーダ列車として活用して欲しいと切に思っております。

ですが、新幹線と在来線は乗換が面倒で、しかも道南いさりび鉄道は運賃が高いので、道民でさえも利用しない事は容易に想像出来ます。

  • 函館から木古内まで利用すると、乗継割引を入れても 1,110円になります。

    折角新函館北斗-木古内間の 1,450円を浮かせても、差引で 340円の節約にしかなりません。

所要時間でも『スーパー白鳥』が函館-木古内間ノンストップで四十分近く掛かる事を考えると、クルマの方が速くて便利だと言って利用してくれないでしょう。

でも、そう言う政策が当たれば、道南いさりび鉄道も少しは経営状況が良くなると思うのですがねえ…。

また、木古内町議会に立候補して無様に落ちた某自称旅行会社社長は、北海道新幹線に関してこう言う戦略は取れたのでしょうかねえ?

  • と言いますか、議員になったところで何がしたかったんだろう?
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