『青春18きっぷ北海道新幹線オプション券』を考察もとい妄想する

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北海道新幹線開業後の青春18きっぷの扱いが発表されて一週間以上経ちました。

青函間については、2,300円の『北海道新幹線オプション券』を別途購入する事で、

  • 北海道新幹線の奥津軽いまべつ-木古内間
  • 道南いさりび鉄道の木古内-五稜郭間

が利用出来る事となりました。

奥津軽いまべつ-五稜郭間を通しで利用した場合に比して、約四割引となります。

今回は、ルール面からこの『北海道新幹線オプション券』がどうなっているのかを考察もとい妄想してみましょう。


道南いさりび鉄道はおまけか?

道南いさりび鉄道線内の途中駅で降車した場合、道南いさりび鉄道の運賃を別途払わなければならない事となっております。

つまり、途中の上磯や清川口で降りた場合、『北海道新幹線オプション券』は無効となります。

この事は、『北海道新幹線オプション券』は道南いさりび鉄道の乗車券がセットになっているものではないと言う事を示しております。

  • 実際、道南いさりび鉄道の乗車券が含まれるなら、上磯や清川口などで降りても権利放棄で前途無効となるだけで、別払いは求められない筈です。

結局、北海道新幹線オプション券』には道南いさりび鉄道通過特例のおまけが付いていると考えられます。


18きっぷ通過特例を設定出来ない道南いさりび鉄道

確かに、江差線の木古内-江差間が存続していれば、飛地路線へのアクセスのために道南いさりび鉄道の通過特例を認めざるを得なかったでしょう。

ですが、同区間は平成26年に廃止され、既に通過特例の口実は消滅しております。

このため、青春18きっぷの収益から道南いさりび鉄道への配分をすべきではないと判断されたのでしょう。


18きっぷ収益からは運賃肩代わりが出来ない?

現在青春18きっぷで認められている第三セクタ路線の通過特例は、いずれも"並行新幹線"を運営している会社が当該会社に運賃を肩代わりしていると考えられます。

よく考えたら当たり前の事でしょう。

青春18きっぷの収益全体からこれらの会社に払われる事となると、関係ない旅客鉄道会社も分け前を減らす事になってしまいます。

道南いさりび鉄道に対しても、通過特例を認めるのであれば北海道旅客鉄道が運賃を肩代わりする必要があります。

ですが、北海道旅客鉄道は既に飛地路線を捨てており、青春18きっぷの収益から肩代わりする理由がありません。

このため、道南いさりび鉄道については、併用する事が多くなる筈の北海道新幹線の利用オプションの収益から肩代わりする事にしたと考えられます。


他社への配慮も?

また、『北海道新幹線オプション券』を単なる割引乗車券・特急券としていないのは、他旅客鉄道会社の意向を汲んだものとも思えます。

何故なら、純粋に北海道新幹線の18キッパ専用割引きっぷとして発行してしまうと、今度は同様に在来線でアクセス出来ない他の新幹線区間にも適用しろなどと言い出されかねないからです。

やたらと条件をごちゃごちゃさせているのは、恐らくそんな辺りにもありそうな気がします。

実際問題として、道南いさりび鉄道が青春18きっぷで利用出来なくなる以上、それに目をつけてオプション券のおまけにするのは考えたものです。


推定出来る事・北海道新幹線の割引率は実際にはもっと低い

これらの事を考えると、『北海道新幹線オプション券』の北海道旅客鉄道側にとっての割引率は、四割よりも小さいと思われます。

全額が北海道新幹線の収益になるとしたら約 22%引ですが、それよりちょっと高い程度の割引と考えるのが妥当でしょう。

こう考えると、北海道旅客鉄道は意外に値引きしていないような気もします…かねえ…?


このオプションは他線区に波及するか?

当初、この節は『北海道新幹線オプション券』を前例に、一部の悪質18乞食どもが味を占めて他線区にも同様のオプションの導入を求めるような事が起こらない事を願う趣旨で書いておりました。

ですが、調べているうちに気が変わったので内容を変えております。


旧信越本線・高崎-篠ノ井間の場合

かつて信越本線だった高崎-篠ノ井間も、途中の(信)横川-軽井沢間は鉄道としては廃止されております。

このため、北陸新幹線・高崎-軽井沢間としなの鉄道・軽井沢-篠ノ井間に有効な『信越オプション券』を出せ等と言い出す奴が現れたらと思ったのです。

でも、結論から言えば、その心配はなさそうです。


北陸新幹線より碓氷線バスの方がお得

と言うのも、18きっぷの所持者なら、北陸新幹線としなの鉄道線を乗継ぐよりも、ジェイアールバス関東碓氷線としなの鉄道線を乗継ぐのがお得になるからです。

高崎-軽井沢間の新幹線自由席は 2,600円です。

一方、碓氷線は横川までの信越線はお手持ちの18きっぷで乗れるため、バス運賃 510円だけで利用出来ます。

また、軽井沢-篠ノ井間のしなの鉄道線は 1,440円で乗れます。

高崎-篠ノ井間にオプション券を設定したとすると、恐らく安くても三千円近くにはなるでしょうから、それだったら時間に余裕があれば碓氷線を利用する方がお得に決まっています。



他線区への影響はさなそう?

いずれにしても、このオプションが他線区に波及する事はなさそうです。

最も、第三セクタにも利益をもたらすような割引きっぷが設定されるなら、それは悪い話ではないと思いますけどね。

  • 並行在来線運営会社で 18きっぷ利用者もターゲットにしているのは、制作者が知る限り肥薩おれんじ鉄道くらいしかありません。

    他社には18きっぷ利用者に妙味を感じないのでしょうか。

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