JR 山田線の土砂崩れは、岩泉線廃止劇の再演か?

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既に御存知の通り、平成27年12月11日、JR 山田線で土砂崩れが発生し、列車が脱線する事故が起こりました。

復旧するにしても年度内に着手する事は困難で、只見線等と同様長期化する恐れがあります。

土砂崩れで列車が事故に遭い放置されると言うのは、かつての岩泉線の末期を思い出さざるを得ません。


大志田・浅岸両駅廃止は JR 山田線廃止フラグ!?

ところで、平成28年 3月ダイヤ改正で JR 山田線の大志田・浅岸両駅廃止が決まっております。

両駅は一日当りの平均利用者が一人にも満たず、平成25年からは冬季に閉鎖されもしておりました。

冬季閉鎖での問題も起こらず、"通年閉鎖"でも問題ないと踏んだのでしょう。


大志田・浅岸両駅が無ければバス代行が可能に!

一方、JR 山田線の内陸区間は以下の状況となります:

盛岡-山岸間
盛岡市の中心地に近く、盛岡市道が幾つも並行している。
山岸-上米内間
盛岡市道と岩手県道 36号を組合せれば並行道路となる。
上米内-区界間

並行する道路は狭隘で、有効な並行道路とはとても呼べないが、途中には件の廃止予定駅二駅しか無い

  • ただ、そんな道にもグーグルのストリートヴュー取材車が来ているので、乗合タクシーくらいは通せる筈です。
区界-宮古間
国道 106号が並行している。

以上から、以下のように考えられます:

盛岡-上米内間
市街路線の延長として代替バス設定は充分可能でしょう。
盛岡-区界~宮古間
国道 106号を走行するバス『106急行バス』に鈍行便を設定すれば代替出来ます。
上米内-区界~宮古間
並行道路の状況を見れば恐らく需要は皆無に近いでしょう。

つまり、大志田・浅岸両駅が無ければ、JR 山田線の内陸区間はバスに置換えても問題がないと言う事になります。


JR 山田線へのさらなる悪材料

現在、東日本大震災復興事業の一環として、JR 山田線に並行する国道 106号バイパスが宮古盛岡横断道路として整備されております。

宮古盛岡横断道路の供用が順次開始されれば『106急行バス』の利便性が更に高まるのは必定で、JR 山田線の将来性が益々危ういものとなります。


既に東日本は JR 山田線を切捨てに掛かっている!?

こうなると、JR 山田線は岩泉線の時のように散々時間稼ぎした後に全線廃止となっても全く不思議ではありません。

一方、JR 山田線の太平洋沿岸区間は三陸鉄道に譲渡される事が決まっております。

このままだと、被災区間は生き延びて、被災が殆ど無かった区間が逆に廃止となってしまうかも知れません。

  • 内陸区間を三陸鉄道が引受けるとはどうしても思えませんし。

ところで、東日本旅客鉄道は、首都圏から宮古へのアクセスとして JR 山田線を非推奨とでもしているのでしょうか。


追記:JR 山田線 LRT 化構想について

JR 山田線の盛岡市街区間を LRT に移行させようと言う構想があるようです。

それに拠ると、盛岡-山岸間を『さくら線』とし、駅を更に増やして利便性を高めると言う事です。

ただ、盛岡-上米内間の輸送密度は 500人(平成26年度)しかなく、LRT に移行するに値する利用があるかは疑問です。

  • 盛岡-山岸間に限定しても、輸送密度は恐らく四桁には届かないでしょう。

それでも、JR 山田線の LRT 移行を目指すなら早いうちに具体的に盛岡市と東日本旅客鉄道に働きかけないと、その前にレールを剥がされてしまう恐れも出ております。

盛岡市では、平成28年 3月末まで社会実験として JR 山田線の増発及び並行バスの運行を行わせておりますが、実験の結果が良好でなければ、LRT 計画も認められないかも知れません。

  • 公共交通関連の案件については、一般に地方議員も消極的ですからねえ…。
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