北海道新幹線は東京-山口間の悪夢を見るのか?

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北海道新幹線については、既に御存知の通り毎年五十億円近い赤字を出すと試算されております

  • この赤字を埋めるため、江差線を経営分離し、函館本線の増収に期待を込めております。

この試算に於いて、現在一割しか無い東京-函館間の鉄道シェアが三割に増えると仮定しております。

数字を見る限り、シェアが五割に達すれば黒字転換も可能なのですが(その分支出も増えるので単純には行かないでしょうけど)、そこまで期待できないようです。


東京-函館間に酷似している東京-山口間

恐らく、北海道旅客鉄道は東海道・山陽新幹線の東京-山口間のシェアを参考にしたのではないでしょうか。

山陽新幹線は山口を経由しないため、新山口で JR 山口線と乗継ぐ必要があります。

この辺りは北海道新幹線が新函館北斗で函館本線と乗継ぐ必要がある状況と酷似しております。

所要時間については、東京-新山口間は四時間半くらい掛かるため、北海道新幹線より厳しく見えます。

でも、喧伝されている北海道新幹線の所要時間は最速便のものであり、実際には北海道新幹線も大半が四時間台前半の所要時間が普通のようです。

こう考えると、東京-山口間は東京-函館間に酷似していると思われます。


東京-山口間のシェア暴落の原因

西日本旅客鉄道に拠ると、平成26年度の東京-山口間のシェアは29.8%しか無かったそうです。

ただ、その二年前の平成24年度には 41.3%もあったようで、急速にシェアを落としたようです。

恐らく、平成23年からの日本航空・東京国際-山口宇部航路就航で利便性が高まったのがシェア暴落の一因のようです。

平成26年にはスターフライヤー(≒全日空)が就航して便数が増え、更に利便性が高まりました。

それ程大きな市場とは思えないのに、全日空も日本航空も東京国際-山口宇部間の特定便割引を強化しておりました。

こう言った事が東京-山口間の鉄道シェア暴落の一因となったのでしょうか。


東京-函館間の場合は…?

東京国際-函館間は既に全日空, 日本航空, エア・ドゥの三社が就航しており、これから増える事はないでしょう。

ただ、函館空港の利便性が非常に高いのが問題です。

山口宇部空港の場合、山口までの連絡バスは一時間も掛かるのに、新幹線・JR 山口線のシェアを奪っております。

一方、函館空港からは市街地まで二十分程度で行けてしまいます。

こう考えると、函館市内に直行しない北海道新幹線はかなり不利な状況に置かれていると思われます。

やはり、東京-山口間の三割弱と言うシェアを想定せざるを得ないのでしょう。

ただ、その東京-山口間も、四割に達した時期がありました。

東京-函館間のシェアを四割に伸ばせば、黒字化は無理でもかなり楽になります。

そうなる事を願いたいものです。

最悪、北海道旅客鉄道と北海道新幹線が第二の国鉄になってしまう恐れさえありますから…。

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