トランスアエロ航空、破綻へ

  • トゥィッターで言及(トゥィート)
  • アメーバで共有
  • はてなブックマークに登録
  • フェイスブックで共有
  • タンブラーで共有
  • Google+

露国第三の航空会社・トランスアエロ航空アエロフロートグループに依る買収案を受入れず、このまま破綻する事になりそうです。

露国はウクライナとの関係悪化や昨今の原油安などに起因するルーブル安で、厳しい経済情勢となっております。

加えて、同国の航空業界は、元から

の二強体制となっていて、トランスアエロ航空はかなり弱い立場だったようです。

  • 日本で言えば、かつて日本航空と全日本空輸の二強体制から外れていた日本エアシステムのような地位にあったのでしょうか。

アエロフロートは、西暦2015年 9月 1日までにトランスアエロ航空の株式の四分の三を 1ルーブル(日本円だと約 2円)で買収する意向を示しておりました。

しかし、トランスアエロ側はこの買収案に応じず、結局破綻するしかなくなったようです。

10月 2日には、トランスアエロは航空券の販売を停止、12月15日までは運航を保証すると発表しましたが、公式サイトは閉鎖してしまいました。

アエロフロートも、同日までのトランスアエロの運航について支援を行う事を表明しておりますが、その後トランスアエロは破産申立てとなるのでしょう。

一説には、この数箇月でトランスアエロの財務情勢が更に悪化したとも言われており、アエロフロートに依る救済合併も困難になったと言う話もあります。

アエロフロートは国有航空会社と言う事もあり、ソヴィエト崩壊時に経営分離された地域会社を傘下に戻し、同じ国有会社だったロシヤ航空と合併するなどしております。

経営危機に瀕したトランスアエロ航空も政府の意向で救済合併に乗出したようです。


さて、露国と言えば、かつて共産主義時代は国営アエロフロートの独占状態だったのが、ソヴィエト連邦解体以来幾つもの航空会社が産まれては消えていきました。

かつては露国航空界で初の定期便運航民営航空会社となり、露国で初めてマイレージサーヴィスを導入し、成田にも飛来しておりましたが、そんなトランスアエロ航空も消えてしまう事になったようです。

そう言えば、スターアライアンスは、欧州で弱点となっていた露国・CIS エリアの強化のため、かつてはロシヤ航空と加盟に関する交渉を行っていたものの、ロシヤ航空のアエロフロート傘下入りに依り立消えになり、結局トランスアエロとの交渉を行っていたと聞いた事があります。

どうやら、スターアライアンス陣営は、今後も露国・CIS では苦戦しそうです。

関連記事
スポンサーサイト