北海道旅客鉄道の更なる末期状況

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とても新幹線を運営する予定の会社とは思えない、末期的な状況を曝け出している北海道旅客鉄道。(※ 1)

そんな北海道旅客鉄道が、またまた末期的且つ悲惨極まりない状況を発表しました。

平成28年 3月に予定されているダイヤ改正では、下手をしたら北海道新幹線開業と言う慶事は吹き飛んでしまうかも知れません。


北海道新幹線開通と同時に、普通列車の大幅削減が!

北海道旅客鉄道は、非電化線区を中心に普通列車を平均で平成26年度比で15%削減する事にしました。

平成26年度で言えば北海道管内で五百四十八本の普通列車が運行されていたため、全体では約八十二本の列車が削減される事となります。

その背景には以下の二つがあります:


車輌の老朽化と代替車輌調達困難

北海道旅客鉄道は非電化区間が大半を占めております。

その非電化区間の普通列車用車輌の半数以上を、キハ40系が占めております。

しかし、キハ40系は一番新しいものでも車齢三十三年。最も旧いのになれば三十九年にもなります。

加えて、北海道の過酷な気候に依り、多くの車輌もボロボロになっており、とても安全に旅客を運べるような状況ではないと言います。

実際、老朽化が原因の車輌故障がここ数年で激増しております。

このような理由から、キハ40系は順次廃車していく必要がありますが、代替車輌を調達する予算もないため、車輌数減少を考慮してダイヤを組まなければならなくなりました


普通列車の利用状況悪化

一方、普通列車の利用状況も年々悪化の一途を辿り、乗客数二十人以下の普通列車は、北海道管内の普通列車の四割以上を占めるに至っております。


感想

さて、北海道旅客鉄道の普通列車については、札幌近郊を除いて全て気動車となっております。

電車で運転されている線区は、全て平均輸送人員が採算ラインとされる八千人/キロ/日を上廻っており、全く問題はありません。(※ 2)(※ 3)

しかし、逆に非電化線についてはいずれも採算ラインに届きません。

国鉄末期に特定地方交通線とされた平均輸送人員四千人/キロ/日にも満たない線区は

  • 江差線の経営分離予定区間
  • 石勝線の帯広以西(夕張支線を除く)
  • 室蘭本線の東室蘭以西(室蘭支線を除く)

以外の全線が該当します。

言い換えると、これらの線区を除き、いや下手すればこれらの線区を含めた全非電化線で、普通列車の削減が行われる事となります。


石北本線の一部は特急と特快『きたみ』のみに!?

そう言えば、石北本線では一日一往復の普通列車しか止まらない上白滝駅などが、やはり平成28年 3月に廃駅される予定となっております。

この区間はもともと普通列車が殆ど無い区間なので、下手をしたら平成28年度以降は特別快速『きたみ』と特別急行『オホーツク』しか走らなくなるかも知れません。(※ 4)


道南いさりび鉄道はどうする?

道南いさりび鉄道は、経営分離される江差線の継承に際し、キハ40系を九輌譲受ける予定です。

一応延命工事を施したうえで譲渡される事となっておりますが、自分のところでは廃車予定になっているような"ポンコツ"を押し付けて良いものでしょうか…。


制作者の本音

非常に言い難い暴言となりますが、この際北海道旅客鉄道は、バス転換出来る線区は全部バス転換した方が良いと思います。

それこそ、非電化本線は、特急だけ走らせるくらいの方が良いのではとさえ思います。

そうすれば、特急が止まらない駅は全部廃止出来、維持費が大幅に節約出来るでしょう。


鉄道の利点が効かない北海道

鉄道がクルマに較べて優位とされる点として、

  • クルマより速い
  • 定時性が高い

と言うのがあります。

しかし、北海道では、本来は違法ですが、一般道でさえ都市間では毎時100キロでの走行が黙認されております。

一方、北海道の鉄道は一部の高規格化路線を除いて毎時90キロ出せるか出せないか…これでは、クルマに勝てる訳がありません。

また、定時性についても、過疎化が進んだ昨今の北海道ではクルマでも予定を大幅に変えさせるような渋滞は、少なくとも都市間では滅多に起こりません。

仮に渋滞が問題になるならそれを考慮して出発すれば良い訳で、こう考えると鉄道の定時性など、余り意味が無いとさえ言い切れるでしょう。


普通列車を全廃する場合

勿論、バスに転換するのですから、特急しか走らなくなったとしても、特急料金免除特例は一切無しとします。

そんな特例を設けたら、特急だけ残す意味はありませんから。

  • 正直、もはや青春18乞食に阿る余裕など北海道旅客鉄道にはない筈です。

脚注

  • 1. JR北海道再生推進会議の報告書には「北海道拓殖銀行の二の舞に」と書かれておりますが、拓銀は北洋銀行と言う受け皿があっただけまだマシで、受け皿がない北海道旅客鉄道だと拓銀以上に悲惨な破綻劇となるでしょう。
  • 2. 室蘭本線の苫小牧-室蘭間は普通列車は『すずらん』編成の間合いなどを除いて全て気動車化されました。
  • 3. 北海道新幹線開業で唯一経営分離を免れるとされる小樽-札幌間も平均輸送人員は二万人/キロ/日を超えており、逆に経営分離したくない線区でさえあります。
  • 4. ちなみに、平成28年廃止予定となっている旧白滝町内の駅が全廃された場合、特別快速『きたみ』は上川-丸瀬布間各駅停車となります。
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