平成27年の台風と鉄道(平成27年 9月14日現在)

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過日の台風18号では、鬼怒川が大氾濫を起こし、多大な被害が発生しました。

被害に遭われた皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。


さて、平成27年の台風は、鉄道にも幾つもの爪痕を残しております。

ここ数年、台風は十一月になっても来る事があるため、これで全てとはならないかも知れませんが、台風18号までの被害をまとめておきました。

  • 出来れば、もうこれっきりにして欲しいのですがねえ…。

民鉄・第三セクタの被害状況



以下、いずれも平成27年 9月14日現在の状況です。

東武鉄道
東武日光線
鬼怒川線
各地で路盤流失・支柱倒壊などが発生したものの、一週間程度で復旧の見込みです。
東武宇都宮線

橋梁の橋桁が流失しており、復旧の目処が立っておりません

野岩鉄道

土砂流入や鉄塔倒壊に伴う架線切断などで、復旧の目処が立っておりません。

加えて、並行道路も被災した結果、代行バス運行も実施出来ない状況です。

関東鉄道
常総線は、線路冠水の影響で取手-下妻間で運休が続いております。
小湊鐵道
小湊鉄道線里見-上総中野間は土砂流入に伴い運休、バス代行輸送を実施しております。

制作者のコメント

この中で特に気になるのが、東武宇都宮線でしょう。

栃木県の二大都市・宇都宮市と栃木市を結ぶ動脈路線で、輸送密度も上記の中で最も高い線区である筈だからです。

規模を考えれば廃止と言う訳にも行かず、しかし復旧には相当な時間が掛かるのは間違いないでしょう。


廃止危機にある只見線が更なる危機に?

東日本旅客鉄道只見線は、平成23年の集中豪雨の影響で会津川口-只見間で運休が続いておりますが、今回の台風18号の影響で、会津若松-会津川口間も運休を余儀なくされました。

平成27年 9月14日現在、会津若松-西若松間と会津坂下-会津川口間は運転を再開したものの、西若松-会津坂下間はレールがずれるなどの被害が残っており、現在もバス代行輸送が続いております


さて、東日本旅客鉄道は、会津川口-只見間について廃止を前提とした対応を検討しております。

しかし、今回のような事が再度起これば、西若松-只見間までもが廃止対象になるかも知れません

同区間が廃止される場合、会津若松-西若松間を会津鉄道に譲渡する事も考えられます。

  • 比較的利用される会津若松-西若松間が会津鉄道に移管されれば、会津鉄道にとっては増収のチャンスになるかも知れません。
  • 場合に依っては、会津若松-西若松間に限り東日本旅客鉄道は第三種鉄道事業者として引続き施設を保有し、会津鉄道を第二種鉄道事業者とする事も考えられます。
  • 今回の被害は軌道変位との事で、復旧はそれ程時間は掛からないかも知れないのが不幸中の幸い?でした。

    ですが、今後途中区間が橋桁流失などより重大な被害で寸断されてしまうと、孤立する区間に残された車輌の重要部検査などが出来なくなるなどの理由で廃止…と言うシナリオも充分考えられます。


台風17号は日高本線に引導を渡したか?

ご承知の通り、北海道旅客鉄道日高本線は、平成27年 1月の高波の影響で長期運休を余儀なくされております。

過日、北海道旅客鉄道社員が被災線区を調査したところ、台風17号で更に被害が拡大しているのが確認されたとの事です。

既に北海道旅客鉄道は、日高本線の自力での復旧は不可能であると発表しております。

留萌本線の末端区間も廃止される事となった現状、もはや日高本線の復旧の可能性は更に小さくなったと言えるでしょう。

  • 留萌本線では、相次ぐ水害で復旧に多大なコストがかかってきたのも廃止の一因とされております。

日高本線は、

  • 現在営業を続けている苫小牧-鵡川間を残して廃止になるか、
  • それとも、全区間を廃止してしまうか

そこまで追い込まれたのかも知れません。

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