萌黄色こそ"末期色"!?

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北海道新幹線の新函館北斗暫定開業が近い北海道旅客鉄道ですが、昨今では本当に新幹線の開業準備をしている会社なのかと疑いたくなるような悲惨なニュースばかりを耳にします。


次々廃止される北海道の駅と線区

  • 留萌本線の留萌-増毛間を平成28年度内に廃止、残りもその後廃止に
  • 石北本線の遠軽町旧白滝村内の三駅などを新幹線開業に合わせて廃止に
  • 室蘭本線・小幌駅に至っては平成27年10月に廃止へ

更に平成27年 1月の高波で営業停止に追い込まれた日高本線は自主再生は不可能と判断されました。

この他、札沼線の非電化末端区間, 石勝線の夕張支線, 宗谷本線の名寄以北や花咲線なども営業係数が低過ぎると言う事で、決して安泰な状況ではないと言います。

  • 最も、札沼線の問題の区間は函館本線で代替出来るようですので、廃止しても実は構わないらしいですが。

本当に、これが北海道新幹線の準備を進めている会社の状況でしょうか。


遂に出た! 鉄道会社に依る「鉄ヲタは邪魔」発言

そんな中、小幌駅の存廃をめぐり、北海道旅客鉄道からは公式に以下のような発言が成されました:

マニアの方々のためにコストをかけて維持していくべきなのか?

「鉄ヲタさえいなければ、あんな赤字垂れ流し駅なんかさっさと廃止出来るのに、つくづく鉄ヲタってのは邪魔で迷惑な存在だ」と言わんばかりの内容です。

鉄道ファンに嫌われている事で知られる東海旅客鉄道の幹部さえ、ここまでファンを邪魔だと言った事はありません。

ですが、それだけ鉄ヲタと言うのは鉄道会社には貢献しない存在なのでしょう。

小幌駅は道路が殆ど通っておらず、鉄道を使ってアクセスするしかないようです。

が、石北本線の遠軽町旧白滝村内の区間は国道に並行しており、クルマでのアクセスが半ば当たり前になっております。

最も、鉄道でのアクセスが極めて難しいのも事実です。

だからと言って、頻繁に利用される地元民でもない人間のために普通列車を運行する理由はありませんし、そもそも運行したらしたで直ちに秘境駅でなくなってしまいますから。

  • 遠軽町旧白滝村内の三駅は停車列車の本数が極端に少ないから秘境駅とみなされているに過ぎません。

こう考えると「利益を寄越さない鉄ヲタどもに身銭切ってヴォランティアをしてやる必要があるのか?」とまで言いたくなってしまうのでしょうねえ。

ただ、個人的には「やっと本音が出ましたか」と言う感じがします。

本州三社は黒字を出し続けられるので、ヴォランティアも可能でしょうが、北海道はもはやヴォランティアでさえ出来なくなりつつある状況なのでしょう。

  • この末期的な状況は四国もか?

北海道新幹線の18きっぷ特例は益々あり得ない!

さて、何度も書いている事ですが、北海道新幹線が新函館北斗暫定開業すると、

  • 海峡線の旅客営業は終了し、
  • 江差線も旅客鉄道会社としては廃止となり、道南いさりび鉄道に継承される

事となります。

本州と北海道を結ぶ旅客鉄道線は津軽海峡線しかなく、旅客営業を終了してしまうと青春18きっぷでの津軽海峡越えは不可能となります。

このため、某自称旅行会社社長は

  • 北海道新幹線・奥津軽いまべつ-木古内間には特急料金免除特例を導入しろ
  • 道南いさりび鉄道・木古内-五稜郭間にも青春18きっぷでの通過特例を導入しろ

と、果てしなく図々しい妄言を垂れ流しております。

しかし、一円でも多く稼ぎたい北海道旅客鉄道の実情を考えると、青春18きっぷがある限り特急料金免除はやりたくても出来ないでしょう。

  • これらについては、既に検証しました。

以前にも書きましたが、北海道新幹線の新函館北斗暫定開業で、北海道旅客鉄道は 45億円もの収支改善効果の恩恵を受けると予想されております。

ただ、今の北海道にはそれ以上に不採算部分が多過ぎるのでしょう。

それ故、売上をわざわざ捨てるような特急料金免除など不可能と断言出来ましょう。

  • ちなみにネットでは一部の反対派が北海道新幹線を赤字製造機のように揶揄しておりますが、新幹線自体は赤字にはならないように出来ております。

この調子で行くと、札幌延伸後に経営分離予定となっている線区(長万部-倶知安間など)さえも、延伸を待たずして廃止を言出し兼ねません。


まとめ

北海道旅客鉄道の状況は極めて厳しく、純民営鉄道であったら、もっと早く路線の整理が進められた可能性すらあります。

かつて西日本旅客鉄道岡山・広島両支社管内で導入された新塗色を当時の両支社の末期的状況から末期色と呼んでおりましたが、今や北海道旅客鉄道のシンボルカラー・萌黄色こそ末期色なのかも知れません。


追記:念の為に言っておきます

念の為に言いますが、北海道旅客鉄道は手当り次第に赤字の要因を取除こうとはしておりません。

株式会社とは言え、電力, ガス, 通信等と同様鉄道事業は公共事業でもありますので、利益にならないから切ると言う短絡的な行為は出来ません。

ただ、他の公共事業と違い、交通はバスなど代替が用意出来る場合が多いため、他で代替出来るのであれば廃止を検討できますし、そもそも利用されていなければやめても何の問題もありません。

実際、留萌本線にはバスが並走していて、そちらの方が本数も利便性も高いそうです。

また、石北本線の旧白滝村の秘境駅には、今も高校生が一人だけ通学しているそうです。

彼女に拠れば、自分以外に利用者を見た事が殆ど無いとの事です。

北海道旅客鉄道も、彼女の卒業を以って役目を終えられると判断出来たのでしょう。

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